2013年06月

2013年06月29日

阿闍梨餅(あじゃりもち)という御菓子をご存知でしょうか??
餡子党の皆様には知ってるよ!と怒られてしまうかもしれませんね
安政3年創業の京菓子処「満月」が誇る、知る人ぞ知る銘菓です。

阿闍梨餅は、餅米をベースに氷砂糖や卵といったさまざまな素材を練り合わせた生地に、丹波大納言小豆の粒餡を包んで焼いた半生菓子で、しっとりとした皮とあっさり風味の餡が見事に調和した逸品。
開発されたのは大正期、この「満月」の二代目当主によって開発さました。それから八ツ橋の陰に隠れつつ(?)密かなロングセラーとして愛されてきた阿闍梨餅ですが、平成の世も幾年と過ぎた今、いわゆるリバイバルブームが起きているそうなのです。理由は案の定、ネット。その地味だけどシンプルな旨さ、1種類の餡で1種類の菓子しか作らない「一餡一菓子」を貫く店主の心意気などが知れ渡り、今や八ツ橋を凌ぐ土産物として京都駅に長蛇の列を作っているとのこと(・∀・)つ

かく言う私も数日前ツイッターで【京都最強の菓子】という記事を見かけましたw そして、「八ツ橋買ってる場合じゃねぇ!」との文章に矢も盾もたまらなくなり、遂に買ってしまったのです(それまでも存在は知っていて、食べたてみたいと思ってた
場所は池袋西武、眼科帰りに立ち寄りました。土曜日の昼過ぎだったので売り切れていないか心配でしたが、在庫がありホッ。週末はかなり早い段階で売り切れることが多いそうです。

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このようにバラで平積みされています。10個入り・15個入りの箱もありましたが、5日しか日持ちしない(旨い菓子の鉄則)ので、バラで3個買いました。1個105円。この庶民価格がいいですね


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早速家に持ち帰り試食。
食べた瞬間「なにこのモチモチ感はw(゚o゚)w オオー!」と感動します。見た目に反して皮がモッチリ。餡も甘すぎず上品な味です。でも、なんと言ってもこのお菓子の魅力は皮じゃないかな。私は皮だけ欲しい(笑) 皮だけで販売してくれないだろうか(←けっこう本気)。皮だけなら私、5個でも10個でも食べられる自信あるわ( ̄ー ̄)ニヤリッ
総体的には “昔ながらのお菓子” といった感想です。奇を衒わず技工に走らずシンプルに。素材を落とさず脇に逸れず淡々と作り続けた結果がこのリバイバルブームではないでしょうか。今も阿闍梨餅を含め4種類の菓子しか作っていないという満月さんに好感が持てます(大体アレンジに走って失敗しますからねw)

・・・ちなみに『阿闍梨餅』とはまた変わった名前だと思いますが、高僧を意味する梵語を語源としているそうです。日本では天台・真言の僧位を表しているとか。中央部がポコッと盛り上がっているのが分かりますか??(ちょっと潰れててすいません
このポコッは比叡山で千日回峰修業を行なう阿闍梨がかぶる網代笠を象ったもので、厳しい修行中に餅を食べて飢えをしのいだことにちなんで考案されたそうですよ。なんか京都らしいですよね

名前も味も京都らしい阿闍梨餅。
今後、京都土産の定番として生八ツ橋を超えるのではないでしょうか。
都内では池袋西武の他、新宿伊勢丹でも購入可。
「買い物の後は阿闍梨餅」・・・定番になりそうです(^_^)ニコニコ




             お後がよろしいようで。



shizutamarakugo at 21:28コメント(6)トラックバック(0) 

2013年06月28日

図書館ヘビーユーザーな私ですが、今は本当に便利な時代です。
どの図書館もインターネットサイトがあって、家にいながら予約が出来るんですよね。同じ市内の図書館からならば蔵書を取り寄せ最寄りの分館で受け取ることが出来ます(私は99%そのパターンです) 
また、サイトに登録さえしておけば自分の予約状況・その本が何人待ちなのか・自分は何人目の待ち人なのかが随時チェック出来るのが嬉しいです。例えば東野圭吾とか宮部みゆきといった人気作家の新刊本だと平気で【500人待ち】だったりしますが、それが段々減って自分の番が近付いてくるのを見るのは楽しいものです(笑)

ところで最近、浦安図書館のサイト上で見慣れない文字を目にしましたΣヾ( ̄0 ̄;ノ
それは『相互貸出依頼中』です。
私、2ヶ月くらい前から下村湖人の「論語物語」を予約してたんですね。でもなかなか来ない・・・。待っている人は私しかいないのにオカシイなぁと思っていたら、ある日突然、画面上が「論語物語/相互貸出依頼中」になっていました  ナンジャソレ!? と思い図書館に問い合わせしたところ、とんでもない事実が判明(((( ;゚д゚)))

『現在借りている人が音信不通でどうしても回収できない。そのような場合、他の自治体の図書館に貸して頂き、予約者に貸出します』 とのこと。このような時のためにお互い連携をしているらしい。つまり、その手配を待っている状態が『相互貸出依頼中』だったんですね(; ̄Д ̄)

・・・とんでもないことです。早く返せよ。ってか、音信不通って
恐らくメールや葉書で矢の様な催促が行っていると思うので、それこそ孤独死とかしてないといいけど・・・と逆に心配になります(汗)


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ちなみにようやく届いた「論語物語」ですが、透明のカバーがかかっており、外さないでそのまま読んでくださいネと言われました。浦安市の財産ではないので万が一にも汚さないようにという配慮ですね 
尚、裏のラベルを見たら「浦安市立図書館」の左に「千葉県立東部図書館」のシールが貼ってありました。なるほど、県立図書館が貸してくれたのですね。ありがとう!!

相互貸出依頼中。
そんな制度が無くてもいいよう、みんなルールを守りキチン返却して欲しいものです。





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shizutamarakugo at 20:10コメント(6)トラックバック(0) 

2013年06月26日

帰省レポも一段落したところで、久しぶりに落語ネタです(´▽`)

先週金曜日は「ミュージックテイト西新宿店」さんにお邪魔しました。会社帰りに落語へ行くのは久しぶり(しかも初めての会場!!!)  
このミュージックテイトさん、CD屋さんなんですね。元々は紀伊国屋書店の2Fにあったそう。それが西新宿に移転し店内で落語会もやるようになった・・・という経緯だけは知っていたのですが、今まで行かず仕舞い と言うのも、場所が分かりにくいからなんです。どの地図を見てもよく分からない。私が特別に方向音痴ということもあると思いますが、どうやら辿り着きにくいことで有名な会場らしいですv( ̄∇ ̄)v

ちなみに今回私は、何度か行ったことがあるという「落友(らくとも)さんに駅からご案内頂きました。そうじゃなかったら永遠に雨の西新宿を彷徨い歩いていたと思います。いやもう想像以上に分かりにくい場所でビックリ 次、1人で行っても多分ムリだと思います。迷子になる自信有り。もしかしたらなのかもしれません。落語の神に選ばれし者だけが辿り着ける幻の店・・・みたいなw そして会が終わった後、消えて無くなるのです( ̄ー ̄)ニヤリッ

そんな馬鹿なことを考えながら入った店内はメッチャ狭い(爆)
鰻床ですね~。壁には一面CD・CD・CD・本・本・本・・・
そしてその全てが落語&演歌という超ディープな空間です。
聞くところよると、今の「落語ブーム」が来るず~っと以前からこの品揃えだったそう。根強いファンがいるのでしょうね。ズラリと並ぶブラック師匠の本の背表紙(間違いなくここでしか見れない光景)を眺めながら開演を待ちます。

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今回の私のお目当ては、桂宮治さん。今をときめく人気若手噺家です。私より3歳上の36歳。三十を過ぎてからの遅い入門で、まだ芸歴は浅いです。しかし二つ目昇進直後に「平成24年NHK新人演芸大賞」を受賞するという偉業を果たし、落語界に旋風を巻き起こしました。正に逸材。私の周辺(生粋の落語ファン)の皆様からもよく評判を耳にし、気になっていたため、今回初めて拝見することができ大変嬉しく思いました

宮治さんが月に1回いろんなゲストを呼び行っているこの会・・・今回のゲストは林家たけ平さんでした。この方も初見でしたが、ノーコメント。聴いていてなんか鼻につく。あまり評論めいたことは言いたくないので書きませんが、再びブラック師匠の背表紙を眺めながら2席やり過ごした・・・とだけ言っておきます(笑)

そして宮治さん。初・宮治さんは強烈でした。まず、顔が丸い(笑) 
想像以上の丸さでした。よくチラシとかで見かける写真は1~2年前なのかしら?? 順調に“成長”なさっているようです。顔だけじゃなく身体も丸い。コロコロしています。でもそのルックスを存分に生かした高座は素晴らしい。破壊力満点。マクラからもう大笑いの連続でした。同じ30分の持ち時間が前の方とは全く違います。気付いたらもうサゲ!? という勢いでした。これは人気出るわ~

「芸協の未来を背負っている」とまで言われているらしい、宮治さん。
短い時間でしたが今回はその魅力が充分伝わりました。次回はもうちょっとタップリ聴いてみたいですね。そして、少しお話もしてみたい。
お話できたら私が学生時代に2年程バイトしていた戸越銀座の話で盛り上がるかもしれません。いつか機会が来るのを楽しみにしています(^_^)ニコニコ

【桂宮治公式HP】
http://katuramiyaji.com/index.html


        
              お後がよろしいようで。




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終演後、落友さんと駅近くのイタリアンでお食事をしました(お酒も少々)。金曜の夜に落語を聴いて美味しい物を食べる。これ最高の流れです。久しぶりの平日落語会でしたがやっぱりいいなぁと思いました。また是非お付き合いください。宜しくお願い致します(ペコリ)

shizutamarakugo at 20:00コメント(8)トラックバック(0) 

2013年06月24日

浅間④浅間③











最後はやはりこれでしょう(^∀^)
一昨日、遂に世界文化遺産登録が確定しましたネ。
あいにく帰省中、富士山は見えませんでしたが、“構成資産”の1つとして登録間近であった『富士山本宮浅間大社』に参拝してきました。この神社については1年前の帰省の際も記事にしています。
小さな頃から庭のように遊んでいた「センゲンさん」も、直に世界遺産Σ( ̄ロ ̄|||)  
ビックリです~  焼きそば人気にパワースポット・ブームが重なり大変賑わっていた昨今でしたが、やはり世界遺産の力は大きい・・・今まで以上に混雑していました。ザッと駐車場を見渡しただけで上海からと韓国からのツアーバスが停まっていましたね~。

浅間①浅間⑦











富士宮と言えば富士山からの湧き水。
浅間大社の中には『湧玉池』という透度抜群な池があります。それもそのはず、この池は富士山の雪解け水が何層にもなった溶岩の間を通り湧出するもので、特別天然記念物に指定されているんですネ 
平安朝の歌人平兼盛が「つかうべきかずにをとらん浅間なる御手洗川のそこにわく玉」と詠じたそうですよ!! ちなみに水温は摂氏13℃、湧水量は1秒間に3.6キロリットルで、これは年中ほとんど増減がないそうです。湧き出てる様子を見るとかなりの迫力(写真右)。怖いくらいです~。

浅間⑥浅間⑧











【左】
湧玉池の脇では御霊水を頂くことが出来ます。ただし要注意。そのまま飲んではいけません。あくまで天然水なので持ち帰り、念のため煮沸してから飲んでくださいと書いてあります。持ち帰るための容器(ペットボトル)も置いてあり、容器代(と言うか御賽銭)200円です。
【右】
鴨も気持ち良さそうですね。これだけ綺麗な水なら幸せでしょう。
住所:世界遺産ですし(笑)

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【左】
今もいました、野ニワトリΣヾ( ̄0 ̄;ノ 
みんなここのお祭りで買ったひよこを捨てにくるんですよ 大きくなって飼い切れなくなるんですね  ある意味、郷へ返すことになるのか(!?) イケナイことではあるけれど、ここなら境内が広いし参拝者から餌を貰えるし外敵がいないのでニワトリにとっては幸せなことなのかもしれません。ニワトリ・チャボ・ウコッケイ、どれも丸々太り悠々自適に暮らしておりました  世界遺産登録を目指すにあたり排除されてしまったかな・・・と心配していたので一安心です( -д-)ノ
【右】
オマケ画像。世界遺産じゃありませんよ(笑) 近くの「お宮横丁」という土産物を扱うエリアに設置してある「やきそば神社」です。いっそこれも構成資産にしてくれないだろうか(←ムリwww)


・・・霊験あらたかな富士山本宮浅間大社。これから多くの人々で賑わうことでしょう。外国の皆さんにも静かに厳粛に、その空気を味わって欲しいものです(^_^)ニコニコ



                     お後がよろしいようで。



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2013年06月23日

幼い頃からの力関係というのは、なかなか覆らないものです。

帰省2日目の6/14、姉(近所で彼氏と同棲中)からメールが来ました。
「明日どっか行く? 暇っしょ? 家にいるなら電話かけまくって!!」

・・・6/15(土)10時が、神宮外苑花火大会のチケット発売開始日だったのです でも自分は仕事。彼氏も外出。どうしよう。あ、帰省中でゴロゴロしている妹がいた って感じですな( ̄▽ ̄;)!!ガーン

いやもう、かけまくりましたよ(実際ヒマだったんで)。
万が一にも忘れることがないよう朝9:55に携帯のアラームをかけ、スタンバイ。「携帯よりイエデンの方が繋がり易い」という噂を聞いたことがあるので実家の固定電話にヘバリ付きリダイヤルしまくりました。そして無事、10時16分に繋がりました~  ってか、意外と繋がるモンですな・・・。私、チケット争奪戦が苦手で落語のチケ取りとかもやったことないので、電話でこういうことするの、初めてでした 繋がった時には逆にビックリして切りそうになったものです(汗)

それにしても必死の思いで “やり遂げた” 後、ふつふつ疑問が湧いてきます。
①何故「非リア充」の私が「リア充」の姉のために、花火のチケットを取らなくてはならない??
②千葉在住の私じゃなく富士宮在住の姉が神宮へ行くって、逆じゃないか?

しかし逆らうことは出来ません。
子供の頃、4つ上の姉は私にとって “絶対” でした。
幼い頃の4つ差ってけっこう大きいですからね~。遊びに行くにも何をするにも置いて行かれないよう必死でくっついて行ったものです。もちろん姉にとっては邪魔臭かったことでしょう(姉には姉の友達関係があるので)。母から「ちゃんと面倒見なさい」と命じられ一応連れて出はするものの、よく「金魚のフン」と呼ばれたり、わざと私が登れないような高い所に行って置き去りにされかけたりしましたわ~(涙)

その時の “姉ちゃんには逆らえない” 感は大人になっても変わりません また、この歳になると「親が死んだ後残されるのは自分達2人だからせいぜい仲良くやろうや」という気持ちもあります( -д-)ノ

・・・と、そんなことを考えながらブログを書いていたら、再び姉からメールが来ました。今度は「日テレの〇〇を録画して送って!!」とのことです。たまに贔屓の芸能人が出る番組が静岡では放送されない時があり、私にお鉢が回ってくるのですね 
もちろん「その時間は他に録りたい番組があるんだ・・・」とか言えません。「ディスクが在庫切れで買わないと無いんだ・・・」とも言い出せません(後で西友へ買いに行ってきます♪)

妹根性。
それは妹として生まれた限り幾つになっても消えない性質のようです。





               お後がよろしいようで。

shizutamarakugo at 18:04コメント(6)トラックバック(0) 
猫ムスメ

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