2013年09月17日

2013年09月17日

第3日曜日である一昨日は、大和田落語会でした。
8月はお盆で休みだったため実に2ヶ月ぶりの開催です
今回心配だったのは、なんと言っても台風Σ( ̄ロ ̄|||)
なにせ予報ではちょうどこの日の夜が関東直撃です。実際朝は雨がザーザー降っていました これでは電車が止まり来られない方もいるかもしれません。って言うかそもそも演者さんが大丈夫なんだろうか?? 
心配しておりましたが、蓋を開けてみれば全く問題ナシ!!! 浦安はちょどお昼前に雨が止み、暑いくらいの快晴となりました。そして危惧していた終演後も降られることがなく、皆安全に帰宅することが出来ました。なんと言う運の良さ。やはり大和田の皆さんには「落語の神」が付いているのでしょうか( ̄ー ̄)ニヤリッ


1
柳家初花 「道灌」
柳家さん八 「試し酒」
   ~仲入り~
柳家初花 「死ぬなら今」
柳家さん八 「東京大空襲」

今回の演者は落語協会監事も務められる大ベテランの柳家さん八師匠、そして柳家花禄師匠の一番弟子である柳家初花さんでした  
さん八師匠は五代目小さん師匠のお弟子さんですから、“伯父と甥”になるんですかね(私のアタマではここら辺でもう分からなくなる)笑。


柳家は一番最初に「道灌」を習うと聞いたことがありましたが、やはりそうなのですね。初花さんがそれこそ“しょっぱな”に花禄師匠から教わった道灌、意外にも大和田で聴くことが出来、嬉しかったです 
「死ぬなら今」も珍しい演目なのか(?)多分初めて聴きましたが、いやぁ色んな噺があるもんだと思いました。さん八師匠も「自分が知っている死ぬなら今とは全然違ってカルチャーショックを受けた」と仰っていたので、初花さん独自のアレンジをされていらっしゃるのでしょうか。とても面白かったし、大変勉強になりました(⌒-⌒)

さん八師匠の「試し酒」は流石の一言。と言うかマクラが楽しすぎでした(笑) 次から次へと繰り出される時事ネタや小さん師匠の思い出話に抱腹絶倒。勢い止まらずマクラで終わるかと思いましたわ~(それでも大満足だったと思います!)笑。「試し酒」が終わり仲入りに入った時点で16時半でしたが、“もうそんな時間なの!?” とマジでビビりました。これでは台風なんてなんのそのです。外が暴風雨でも気付かなかったことでしょう。楽しい話は時間を忘れさせます。落語を聴いていて良かったと心から思える瞬間です  
そして東京大空襲のお話は染みました。これは分野的に創作落語なのでしょうか。でも分野なんてどうでもいいですね。師匠が前置きされたように重い話ではあるけれど、そこは師匠。合間合間に笑いも入れ、しんどくなり過ぎないように聴かせてくださいました。これは一生忘れない一席の1つになると思います。

終了時点で18時くらいだったかしから・・・
いつもよりプラス1時間の長さだったけど、全く長いと感じませんでした。普段なら2時間座っているとお尻が痛くなってモゾモゾし出すワタクシですが、今回は微動だにせず聴き入っておりました。 それだけ濃密な時間だっということでしょう。もし今回 “台風だから帰りが心配” という理由でキャンセルされた方がいらっしゃるなら、それは大変申し訳ないけど “損したよ” と言いたいです( ̄ー ̄)ニヤリッ

終演後の打ち上げも、いつも通り大盛況。
今回も沢山の差し入れのお酒を頂きました。有難うございます。
そして初花さんとは同じ歳(学年は1つ違い)で同じ大学を卒業しているこが判明。しかも同じ文学部!! 流石に何万人もいる大学なので顔を合わせた記憶はありませんが、同じ時期に同じキャンパスを闊歩していた方がこうして古典芸能の担い手としてご活躍されているかと思うと感動を覚えます。とりあえず、「学食のタコ焼きにタコが入っていなかった」という認識で合意を得ました(笑)

そのうち葛西にお住まいのさん八師匠と、バッタリどこかで遭遇できますように・・・期待しています(^∀^)




                     お後がよろしいようで。






【追伸】
素晴らしい日本酒と料理の数々の写真をアップし忘れていたので追加します(土下座)。
23















46















78



shizutamarakugo at 19:00コメント(8)トラックバック(0) 
猫ムスメ

猫ムスメ