2014年03月

2014年03月31日

最近やけに『フードポルノ』という言葉を耳にします。
なんでもフランスのミシュランガイドに載っているシェフ達が、「スマートフォンで料理の写真を撮る客にうんざりしている」と発言し、世界中で議論を呼んでいるとか・・・(((( ;゚д゚)))

【記事1】http://www.afpbb.com/articles/-/3008653?pid=0
【記事2】http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=2774106&media_id=29

撮って欲しくない理由としては
①撮ってSNSへ投稿する間に料理が冷めてしまう。
②スマホで撮った写真はイマイチ。

・・・が主力のようです。

この記事を読んで思ったのは、「なに寝呆けたこと言ってんだ」でした。
だって、料理が冷めるまで写真撮る馬鹿いないでしょ!? 私も(ご存知のように)バシャバシャ写真を撮ってブログ・Twitterに載せる人間ですが、1枚しか撮らないし、SNSには後で載せます。周りでも料理が冷めるほど撮影に熱中してる人は見たことがありません
②もそう。この人達はプロが撮った写真でしか勝負できないのでしょうか?? だとしたら、かなりの部分を「目の錯覚」で誤魔化してますねwww 料理は料理。被写体が同じな以上、誰が撮っても写ったものはそれが“真実”です。余程悪意を持って落書きした写真でもバラ撒かれない限り、ギャーギャー言ってはいけません。

逆に「宣伝」と捉えることは出来ないのでしょうか(案の定そう反論している人がいますね)。実際私も、プロじゃない私がガラケーで撮った写真を見て “美味しそう” と言い、その店に行ってくださった方を何人か知っています。と言うか自分も逆のことをしています。今やSNSは一番手軽な宣伝ツール。目くじら立てず、ただで宣伝してもらったとでも思えばいいじゃないですか。そう気楽に構えているシェフの方が、人生楽しめている気がするし、美味しいご飯を作ってくれる気がしますね

しかしまぁ、怒っている人の気持ちも分かります。
私は「写真を撮らせることが絶対正しい」と主張する気持ちは全くありません。人それぞれ立場があり、考え方があるからです。自分の常識が世界の常識ではありません。撮って欲しくないならそれで結構。どうぞその考えを貫いてください。ただ1つ、お願いです。

    やることをやってからにしてください。

ここで言う「やること」とはただ1つ。
HPと店先に、【当店は写真撮影を禁止します】と明記することです。
そう書いて頂ければ、その店には入りません。他にも飲食店は沢山あります。私達は “撮影し記録に残す楽しみ” も込みでお金を払いに行っているです。だから予めそう明記して頂ければその店は選びません。
この記事で文句を言ってるシェフ、メニュー表ではカメラに☓を重ねたイラストで写真撮影禁止を表現しているようですが、HP・店先で告知しているとは書いていません。きっとしていないのでしょう。だとしたら、客から「選択の権利」を奪っています。入店させておいていざメニューを見たら「撮影NG」だなんて、むしろそちらが犯罪(詐欺)に近い。一度入店してメニューを見せられたら、なかなか「じゃあ帰ります」って言えないですからねぇ。それに少なくとも交通費を無駄にさせています。
多くの店が撮影を忌々しく思いながらも店先に禁止と書かないのは、「そこまですると客が減るから」です。実際そうだし、気持ちは分かる。でも、だったら文句言う権利は無い。リスクを負わずに権利だけ主張する。そんなムシのいい話は通用しませんよ~( -д-)ノ

「そこまでしないとダメなのか???」
人はそう言うでしょう。
そう、ダメなんです。
そういう時代なんです。
これだけスマートフォンが普及し、SNSが身近な存在となった時代。今までとは色んなことが変わっているのです。シェフには昔気質のタイプが多いのでしょうが、それでは今の時代に適応できません。そのうち「禁止」どころか、誓約書にサインさせなきゃ防げない時代が来ますよ。もしそれでも主義主張を通したいなら、どうぞ通して下さい。そんなアナタに出来ることはただ1つ。

     味で勝負することです。

写真を禁じられようと何を禁じられようと、「どうしてもそこの料理が食べたい」と思えば人は行きます。私も行きます。実際、主の愛想がものすごく悪いけどちゃんと経営が成り立っているような店とかってありますよね(笑)。 それは、美味しいからです。何を我慢しようとそこの料理が食べたい。そう思えば人は行きます(もしくはステイタスとか付加価値を付けることですね)。フランスにも沢山あるでしょ、そういう「一流店」。

「写真ひとつでギャーギャー言うな」
長くなりましたが、私が言いたいのはつまりソレです(爆)。



                       お後がよろしいようで。



shizutamarakugo at 19:44コメント(6)トラックバック(0) 

2014年03月29日

今日は久しぶりに1日なんの予定もありません。
いわゆる「完オフ」。
月に一度は欲しいですね~こういう日
今週は仕事・体調共に厳しい1週間だったのでゆっくり身体を休めさせて頂きます。

ちなみに「ゆっくり」のお供は・・・

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残念ながら私の所有物ではありませんがw
お借りしました。
私にこんな高価なモノ買えませ~ん(←開き直り)笑。


上下あわせて44演目・時間にして1760分!!!
・・・日が暮れてしまう。って言うか29時間だよ(笑)

すごいですね~ズッシリとした全集
少しずつ少しずつ、大事に聴かせて頂きます(^_^)ニコニコ

では離脱♪




                      お後がよろしいようで。



shizutamarakugo at 10:13コメント(4)トラックバック(0) 

2014年03月25日

お蕎麦屋さん・お寿司屋さん・居酒屋・お寺・スーパーの一角・・・色んな場所で落語を聴きました。「小さい小屋専門」を自負する身としてはどこでやると言われても引きません。逆にマニアックさを面白がるタイプ。単身どこでも乗り込みます。そんな勇猛果敢な(?)ワタクシ、先日はまた一風変わった場所での落語会に行ってきました。
なんと、団地の一室('▽'*)ニパッ♪

ま、“一室” と言っても集会場なんですがね。
浦安のお隣・葛西にある「なぎさニュータウン」という団地の集会場でした。やろうと思えば200席くらい作れそうな大きいお部屋 
私いわゆる団地というものに足を踏み入れるのは初めてだったのですが、どの団地にもこのような共有スペースがあるのでしょうか。だとしたら本当に団地って「街」なんですね。ちなみになぎさニュータウンは某不動産会社のサイトによると【葛西沖開発地区として葛西臨海公園・水族園等とともに開発されたウォーターフロントのビッグコミュニティ。約58,000㎡もの敷地に全7棟・総住戸1,362戸が建ち並び、敷地内に飲食店や病院、区立第二堀江保育園等が揃っています】とのこと。後で住人の方に聞いたところ現在約3500人が暮らしているそう。この均一化された建物の中にそれだけの方の人生が凝縮されているかと思うと田舎の“戸建てチルドレン”としては圧倒されるものがあります。そう言えば子供の頃、団地やマンションって憧れだったなぁ

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お天気良好。集会場の前は広場になっていて子供がキャーキャー遊んでいました。

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70個ほど用意されたパイプ椅子にお客さんは50名程度(概ね主催側の予想通りだったそう)。こんなゆったりとした空間でさん八師匠が聴けるなんて、とてつもない贅沢。

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まずはさん八師匠ご登場。この落語会の概要について軽く説明。以前はたまにやっていたけど震災以降はやっておらず、約4年ぶりとのこと。講談の釈台・めくりの台・屏風さえも主催者の方のご主人の手作りと聞いてビックリ! 世の中には器用な方がいるものです。こういう場所で活かされる特技、素晴らしいですね
一席目は人と人との相性・・・から入り、「長短」。饅頭を食べるくだりで爆笑でした(気の長い男は半分をモッサリ・気の短い男は1つを3口でパクッ)。最後、サゲを知っているだけに「火、火ついてるよー!」と思わず長さんに教えてあげたくなりましたわぁ(笑)。

お次は講談の宝井駿之介さん。さん八師匠とは江戸川区平井(師匠の出身地)在住ということでご縁があるそうです。講談というとおじいさん出てきて赤穂浪士がどうのとか関ヶ原がどうのとか身を乗り出しながら話すイメージでしたが(←なんという偏見www)、駿之介さんは中性的なルックスが魅力の若い方。演目も1つめは東京オリンピックにまつわる話。2つめは女流義太夫「呂竹」の立身出世物語。2席とも柔らかな内容で抵抗なく楽しめました。さん八師匠が仰有る通り“若き俊英”なのでしょうね

仲入りを挟み、トリは勿論さん八師匠。ケチとシミッタレの違いから入り、「味噌蔵」。この噺、子供が出来ても全く喜ばないケチ兵衛が嫌であまり好きな演目ではないのですが、さん八師匠のは嫌味が無くて楽しめました。「ドカチャカドカチャカ」が頭から離れません(笑)。

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2時間強で落語会終了。
「囲む会」に残る方は隣の部屋に移動してくださいと主催者から説明が入ります。指示に従い移動したところ、そこは会議室のような部屋。長机に仕出し弁当がズラリ並び、さながら「町内の寄り合い」状態
あまりの “美味しい光景” にブロガーとして喜色満面なワタクシ。ホクホクしながら席に着きビールを飲んだり師匠とお喋りしたりしていたら、宴もたけなわになった頃、誰かがカラオケ機のスイッチをオン♪ 突如カラオケ大会の開始です!! お、美味しすぎる・・・(涙目)。後でどうネタにしてくれようかと考え込んでしまいましたわぁv( ̄∇ ̄)v
お客さんは団地の住人の方ばかりで全くのアウェイでしたが皆さんの歌い上げる懐メロ聴きながら楽しい時間を過ごさせて頂きました。ちなみにさん八師匠が着物姿で熱唱された「また遭う日まで」はお世辞抜きにお上手でした~! 駿之介さんも歌唱力抜群だったし、やはり芸人さんは多才ですね。才の1つも無い私としてはただただ口を開け感心するばかりなのでした( -д-)ノ



・・・ちなみにこの「なぎさ寄席」、東京かわら版にも載っていません。本当に団地の住人を対象とした正真正銘の「地域寄席」。
では何故部外者の私が行けたかと言うと、さん八師匠に直接ご連絡を頂いたからです。地元で落語会を開くにあたり「そう言えば隣駅に住んでる猫がいたな」と思い出し、わざわざ連絡して下さった師匠のお心遣いに感謝感激。益々ファンになりました

それにしても思うのは「縁」の不思議さ。
最近よくよく感じます。
落語を聴き始めてから特に「人間の輪」が広がりました。
枝葉のごとく分かれては触れ合う人の縁。これからも有難く大切にさせて頂ければと思います。まいるどさん・奥様、ディープな夜をありがとうございました。




                   お後がよろしいようで。



shizutamarakugo at 21:30コメント(8)トラックバック(0) 

2014年03月23日

ちょうど1年前、房総名物「海草」に関する記事を書きました。
海藻ではなく海草。房総の一部地域に古くから伝わる郷土食です。

海草とはなんぞや!?
についてはその時書いたので省略しますが、今回また、この「海草」を食べる機会に恵まれたのです!!! しかも今回は手作り.。゚+.(・∀・)゚+.゚  お彼岸でお墓参り(兼・法要w)しに九十九里へ行ったら、いきなり親戚のお姉さんから「〇〇ちゃん確か海草食べてみたいって言ってたわよね!?」と素晴らしい記憶力に基づくセリフと共にパックを押し付けられました(笑)。なんでも近所の海苔屋の奥さんが作ったものを戴いたそう・・・
もう“九十九里の”“海苔屋の奥さんが”“手作り”というワードに「旨い感」が散りばめられてますよね。
前回食べたのは「道の駅」で買った市販品だったので、一般のご家庭でイチから作られた手作り品はどう違うのだろうかと楽しみです

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見た目はこちらも「蒟蒻」。
でも前回買ったのはもっと黒が強く、平らでした。こちらは透明感があり、プツプツしています。

そして包丁を入れた瞬間、明らかに違いが分かりました。
前回買ったのは手ごたえも本当に「蒟蒻」でしたが、こちらはネットリしてるんです。スッと包丁が入るのではなく、くっつく感じ。そう、これは正に「羊羹」です。

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一口食べた瞬間、その濃さに感動。思わず唸ってしまいました(泣)。
前回食べたヤツより磯の風味が濃厚なんです。食感も正しく「羊羹」。ネットリしていておかかや醤油がよく絡みました。そして何より嬉しいのはツブツブ感。海草の茎が上手い具合に溶け切れず残っていて、それがなんとも言えない風味を出しているのです(きっとわざとそのように残しているんでしょうね)。これぞ手作りの技、おふくろの味。大量生産品には無い旨みです


・・・前回は寒天の要素が強く、味も薄かったことから【可か不可かと言われれば可】と微妙な判定を述べていますが、今回のは間違いなく【可】です!!!  本当に美味しい!!!  とても同じ食べ物とは思えません。素材は同じなのに、こうも違うモノなんですね。きっとご家庭によっても濃さとか溶かし加減とか差があるんじゃないでしょうか。

一度食べてすっかりトリコになったワタクシ。「とても美味しかったです。海苔屋の奥さんに宜しくお伝えくさだい」と(また下さいという意味を込めて)メールしておきました(笑)。




                     お後がよろしいようで。




【追伸(ここからは個人的な話で失礼します)】
チータンさん、お元気ですか??
手作り海草、チータンさんが教えてくださった通り、本当に羊羹みたいな食感で茎のツブツブ感もたまらなかったです。あれからちょうど1年、サクラサクの便りが聞けるでしょうか  春が来ますようにとお祈りしています。


shizutamarakugo at 14:00コメント(6)トラックバック(0) 

2014年03月21日

彼岸の中日・・・
いつも通り、お墓参りに行ってきました。
春・秋のお彼岸は欠かしません♪

ただ今回いつもと違うのは、喪服だったこと(またか
実は行く3日前に親戚のおじさんから連絡があり、「お経もあげてもらうから喪服っぽい格好で来て」と言われたんです(゚∇゚ ;)エッ!?

マジで~!?  
・・・年甲斐もなく叫びましたよ(汗)。
なんで直前にそんなことを言うのか!?
別に喪服が問題なワケではありません。ここんとこ着慣れてるしw  問題はネイルです。女性にとってこれは一大事。いきなり言われるとホント困ります  
ネイルって(モノにもよりますが)サロンでやってもらうと自分じゃ外せないんですよ。特に今流行りの「ジェルネイル」というヤツはサロンに行かないと外せません。また、自分で外せるとしてもせっかくお金&時間をかけてやった渾身のネイルをたった数時間の・しかも会ったこともない人の法事に出るためだけにに外したくないですよね~( -д-)ノ

実は私も同じジレンマにブチ当たりました。自分で2時間かけて施した春ネイルを落としたくなかったんです。久しぶりに会心の出来だったもので・・・外すべきだと分かってはいるけどどうしても嫌だったの(泣)。ゴメンナサイ

そこで、グーグル先生に聞いてみました。すると、出ること出ること・・・
ヤフー知恵袋や冠婚葬祭のサイトなど、私と同じ悩みを持つ女性の相談で溢れかえっていました。そりゃそうですよね、人の死って突然ですもん(泣)。逆に待ち構えていたらコワイ。

「明日お通夜になったんですがジェルネイルが外せません。サロンはもう開いていないし予約も取れません。どうすればいいのでしょうか?」って質問で溢れかえるワケです。

ちなみに答えは1つ、『手袋をしなさい』でした。どのサイトを見てもそう(だったら法事なんか行くなよ馬鹿死ねとかそういうのは抜きにして)。もちろんサロンに行けるならそれに越したことはないというのが大前提ですが、どうしてもムリな場合ってありますからね。そのような場合は黒の手袋をすればマナーに反しないと書いてありました。むしろ肌の露出を防ぐ意味で礼儀に叶っているそうです。

2そこで私、買いましたよ~黒の手袋Σ(´д`;)
慌ててネットで検索し、5分でポチりました。お値段990円
しかし余りに急だったため「お急ぎ便」にしたら送料840円取られるという馬鹿らしさ(通常ならメール便で80円)。全くもぅぅぅって感じですね。

【写真】
届いた手袋。ちょっとマダムっぽいけど可愛いからまぁいいか。



「おじさん何でもっと早く言ってくれなかったの!?」と文句言いたい気持ちで一杯でしたが、まぁネイルにこだわる自分も悪い。それに、1つ買っておけばまた使う機会もあるでしょう。なにせネイルは常にしているものだし、(この歳になると)お通夜や葬儀の予定もいつ入るか分かりませんから・・・

ある意味、良い買い物をしました( -д-)ノ



                         お後がよろしいようで。





1【写真】
思わぬ出費でガーンだったけど帰りに成田の「川豊」さんで鰻重食べさせてもらったから許す(笑)。



shizutamarakugo at 23:00コメント(4)トラックバック(0) 
猫ムスメ

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