2015年01月
2015年01月31日
先日、友人Yちゃん宅へ行くべく東京ベイシティバスに乗った私は呟きました。車内広告にあったんです、【三遊亭白鳥 選挙推進落語会】のお知らせが・・・!! しかも主催者は浦安市選挙管理委員会www こりゃもう行くっきゃないですな、ブロガーとしては( ̄ー ̄)ニヤリッ
例えそれが未知の世界であろうとも・・・
会場到着。
ハッピを着た選挙管理委員会の方々は見事に全員高齢者。やはりリタイアされた方がボランティアでやっているのでしょうか。お客さんもほとんどが60歳オーバー。ま、そりゃそうだよな
14時半開演。
キチッとしたスーツのオジサマが「三遊亭白鳥さんは新潟県で生まれ・・・二つ目昇進・・・真打昇進・・・現在は全国各地で公演され著書も多く・・・・・・」と真面目にプロフィールを読み上げる姿を見てジワジワ。普通の落語会では有り得ないことだからです。白鳥さんは袖でどういう顔して聞いてるだろうか。きっといたたまれない気持ちだろうなぁ。って言うかこの紹介の後でどんな顔して出て来んだろう。着物はいつものジャージだろうか。・・・内心ニヤニヤしながら待っていたワタクシ。出て来た白鳥さんは・・・・・・赤ジャージだったぁ!!!(笑)
90分の持ち時間でしたが、「選挙推進落語」は最初の1席のみ(約30分)。あとは小咄や「ボケて選挙に行けなくならないための健康体操」で繋いでました(゚∀゚)アヒャヒャ
「(選挙の大事さを訴える会なので)本当は高校生くらいがベストなんですけどまぁお客さんは選べませんからね」に一同大笑い。白鳥さんを初めて見るという人が9割を超えてましたが皆さん楽しそうに顔を動かしたり足を上げたり体操してました(もちろん私もお年寄りに混じってやりましたよ)
尚、メインの落語は、コンビニでたむろする若いカップルにお爺さんが選挙へ行くことの意義を説く内容でした。硬いテーマではありますが途中途中でくすぐりもあるし、流石は白鳥さん、上手く作られていました。こういう仕事は浦安市が始めてではなく、横浜市西区で依頼されたのが最初。その後も台東区とか色んな所でやっているそうです。噺家の仕事も様々なんですね。
木戸無料で楽しい90分。
浦安市選挙管理委員会の皆様、有難うございました。
今春の市議会選、少しでも投票率が上がりますように・・・
お後がよろしいようで。
【追伸】
そう言えば白鳥さんって大和田落語会にも出てたよなぁと思い検索したら2010年でした。私が大和田に行き始めた頃(=落語デビュー&ブログデビューしたての頃!) いやぁ懐かしい。私、こんな素朴な文章書いてたんですね http://rakugo-rakugo.doorblog.jp/archives/3054101.html
2015年01月30日
箱根旅日記の途中ではありますが・・・・・・
『変わり者だが腕はいい』と評判の町医者にかかってきました
ちょっと気になる症状があり、念のため診てもらった方が安心だと思ったからです。初めてかかる科なのであれこれ調べた結果、「ここだ」と直感し、足を伸ばしました(●´ω`●) 変わり者、大歓迎です
ボロボロのビル、分かりにくい入り口(絶対通り過ぎる)、狭い階段(もちろんエレベータなど無い)・・・否が応にも期待が高まります。この写真を見て、上に病院があると思うでしょうか?
恐る恐るドアを開けると意外にも明るい空間。受付にもちゃんと女性が2人います。外見から、もっと寂れた医院を想像していたので一安心。待っている間に待合室を観察したところ、「アンチエイジング治療」にも力を入れているらしく【特製シミ抜きクリーム】や【プラセンタ注射】の貼紙がベタベタ貼られていました。
さて肝心のお医者さんですが・・・やっぱ独特でしたね(笑)
とにかくよく喋る。しかも早口で。慣れないと何言ってるか分からない系ですが、感じは悪くない。診察も愛想は一切ありませんが丁寧。きっとこういう人が「名医」なんでしょうね。私はやたらホームページに金をかけたりメディアへの露出を自慢するような病院が好きではありません(やむを得ず利用はするけれど)。こういう市井の片隅で長年やっている医院にこそ「良い医者」は潜んでいると思っています(*'-'*)
尚、“ちょっと気になる症状” は全く問題ありませんでした。
商売っけの無い先生に10秒で片付けられましたわ(笑)
そこで安心したワタクシ、「ちょっと別件ですいませんが・・・」とアンチエイジング治療の相談をしてみることに 前々から「シミ取り」に興味があったからです(三十路を過ぎた辺りから顔に巨大なシミ3つ出現)
「どれどれ? あーこれね。」
私の顔のシミを虫眼鏡で覗きこんだ先生。
一言いいました。
「これはね、加齢によるシミだからムリ! 漂白しても取れないの。手術しなきゃダメ。クリームで抜けるのはね、いわゆるソバカスのようなシミなの。これはね、老人性だからね、ムリ!」
そ、そうですか、老人性ですか、アハハハハ~
虚しく診察室に響き渡る私の声。
でも、嫌いじゃありませんよこういう人(仏の笑顔で)。
・・・変わり者の医者。
ま、こういう人なら悪い物は勧めなそうですね
今度はプラセンタ注射について聞いてみようと思いま~す(爆)
お後がよろしいようで。
2015年01月29日
平成26年12月31日。
いよいよ宿にチェックインヾ(=^▽^=)ノ
今回お世話になるのは強羅の『のうのう箱根』さん。
強羅駅から更にケーブルカーで5駅という標高の高い場所にある宿でした。
お湯はまぁ普通だったかな(笑)
一応「箱根十七湯」には入ってるんですがね。でも去年行った伊香保等にはやっぱり負ける。ま、箱根はお湯というより東京から近い「地の利」で栄えた場所ですからね。贅沢は言えません(注:酸性のにごり湯でとても気持ち良いには良かった。悪い訳じゃない)
でもサービスは丁寧で、小じんまりした寛げる宿でした。そして何より素晴らしかったのは、食事!!! これはこの5年泊まった正月の宿の中でピカイチ 夕食も朝食も感動的な旨さでした。・・・と力説するより写真載せろって感じですな( -д-)ノ 百聞は一見にしかず♪
【写真①】
●食前酒・・・箱根産梅酒のソーダ割り。
●前菜・・・人参田楽菊味噌・菊と菊菜の酢浸し・奈須の鴨ロースト巻き。
【写真②】
小田原港より刺身4点盛り
【写真③】
箱根山麓豚の豆乳しゃぶしゃぶ。
【写真④】
足柄牛の榎の陶板焼き。
この他にもカレイの酒粕焼きとか金目鯛の釜飯とか盛り沢山
写真を撮るどころではない(笑)。夢中で食べました♪
平成27年1月1日。
新年明けました。元日の朝はどの宿もおせち的な料理を提供します。
今までいろんなおせち・色んなお雑煮を食べました。さぁここはどんなんかな???
感動。゜゜(´□`。)°゜。
もう言葉はいりませんね。なんですかこの美しさは。
外国人が見たら「アンビリバボー!」と卒倒するかもしれません。
夕食もそうでしたが、この宿は料理の “見せ方” が非常に上手い。
このおせちも1つのプレートに9品を少しずつ。下に敷く紙も料理によって金や銀など色を変えていました。どうすれば料理が一番美味しく見えるか考え抜いてるんですね。これぞ日本人。
もちろん小さな器でお雑煮も出ました。これがまた具はあまり入れず、上に柚子を散らした品の良い味付け・・・おせちは味が濃いですから、あえてアッサリにしているのでしょう。量的にも丁度良い(足りない人の為に出汁茶漬けまで用意されてました)。どこまでも行き届いています
あぁ日本人に生まれて良かった~とタメ息が出る宿。
のうのう箱根さん、お世話になりました。
お陰様で素晴らしい新年を迎えることが出来ました。
早雲山は超・快晴。
さて2日目の観光に出かけます
お後がよろしいようで。
2015年01月27日
平成26年12月31日。
初日はまずミュージアムをハシゴ(・∀・)
『箱根彫刻の森美術館』
【写真①】
これ有名ですね。ミス・ブラック・パワー。必ずパンフレットなどにも写真が使われている彫刻です。私の隣で眺めていた男の子(小1くらい)が「相撲おんな怖ぇ怖ぇ」と騒いでいましたが・・・少年よ、これは妊婦だ(爆)
【写真②】
なんかわからんけどデカイ顔。水面に映る自分に惚れたらしい。
【写真③】
これも有名ですね。歩く花。この色遣いはとても好きです。
【写真④】
ピカソ館。建物からしてイイ。山に馴染むデザイン。中の展示も本当にお見事。ピカソの作品を絵画だけでなく、陶芸作品も合わせ約300点所蔵。よくこれだけ集めたものだと感心。ピカソって絵のイメージが強いけれど晩年は陶芸中心だったんですね。特に闘牛の絵が描かれたお皿が素晴らしく、思わず欲しい欲しいとつぶやいてしまいました(←ムリ!)笑
『星の王子さまミュージアム』
【写真⑤⑥】
お次は施設巡りバスで移動し、「星の王子さまミュージアム」に
【写真⑦⑧】
本を読んだことがある人ならあ~あの場面ねとうなずくキャラクターの銅像があちこちに鎮座。
【写真⑨】
まるでヨーロッパにいるみたい。
【写真⑩】
併設のカフェではカフェオレもシュガーアート! いいなぁこういうの。大好きです(*゚▽゚*)
・・・彫刻の森と星の王子さま、敷地面積には数十倍の差があるけれど、意外にも満足度が高かったのは「星の王子様ミュージアム」でした。星の王子さまというより、作者サン=テグジュペリの生涯にスポットを当ててるんですね。私も本は読んでいるしパイロットだったことくらいは知っていたけど、そう言えばそれ以上のことはあまり知りませんでした。どうやら亡くなり方が長年「謎」とされており、国際問題上あまり大っぴらに触れられなかったのも原因の1つみたいです(第二次大戦中アメリカに亡命、44才の時、自ら志願しコルシカ島から偵察機で飛び立ったまま二度と戻らなかった)。
星の王子さまのイメージから純粋で穏やかな文豪の生涯を想像していたけど実は全然違うんですね。戦争・奥さんとの不仲など、かなり激しい人生だったみたい。わからないモンですね
ちなみに私、小説「星の王子さま」を読んだのは10代の頃でした。
そのとき思ったは “正直よく分からない”
多分課題図書か何かになっていたので読んだのだと思いますが、例えばこれで感想文を書けと言われても書けなかったと思います。なんでこれが世界的に人気なんだろうと疑問で一杯でした。
いま考えると読むのが早すぎたんでしょうね。ある程度、歳をとり、そしてサン=テグジュペリの生涯も知った今、改めて読んだら違うだろうか。そんな気が致します。
お後がよろしいようで。