2015年08月

2015年08月23日

あれこれ面白おかしく書いてしまいましたが栃木の皆さんすいません。
最後はやっぱり「蔵の街」ですね

栃木は【関東三大 小江戸】の1つ。
川越や佐原のように知られていませんが、これ紛れもない事実。
巴波川の回で書いたように、栃木市は江戸時代より例幣使街道の宿場町として、また舟運で栄えた問屋町として、「北関東の商都」と呼ばれました。京都から日光に至る例幣使街道が通る栃木の宿は、東照宮に参拝する西国の諸大名も通り、賑わいを見せたそうです。この例幣使街道の一部が今の中心街をなす大通りや嘉右衛門町通りで、その両側には黒塗りの重厚な見世蔵や、白壁の土蔵群が残り、当時の繁栄振りを偲ばせています。

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①旧栃木市役所別館。
②旧栃木県庁掘で寛ぐ鴨。それそれ「マイ杭」がある模様。

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③銀行と麻問屋を同時に営んだ明治の豪商、横山家。横山家の建物は真ん中から銀行と麻問屋に分かれていて、左右に大谷石の石蔵をひとつずつ配した造り。左の蔵は文庫蔵に、右の蔵は麻蔵に使用していたそう。
④栃木蔵の街美術館。建物は19世紀前半に建てられた地元の豪商、善野家の土蔵群(通称「おたすけ蔵」)を改修したもの。

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⑤岡田記念館。現当主岡田嘉右衛門をもって26代を数える栃木市屈指の旧家。貴重な美術品や見事な庭園が見られます。
⑥おぉっこれが火焔太鼓なのか(; ̄Д ̄) 岡田記念館の中に何気なく置かれていて感動(落語ファンならすぐ反応のはず・・・)

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⑦蔵の街大通りに移動。ここがいわゆるメインストリート。昔ながらの古い蔵造りが多く残っており、今も人が住んでいたり商店になっているからすごい。新聞社からしてこの風情。
⑧食事は「好古壱番館」さんで栃木のB級グルメ「ポテト入り焼きそば」を頂く。味はまぁ普通の観光地の食堂ですが、建物はすごい。もと呉服商の店舗で大正12年の建設。木造2階建で店内も趣たっぷり。こうして古い建物を壊さず上手く利用してるんですね。



さてさて栃木旅日記もこれで最終回。
(いい意味で)観光地化されていない静けさが魅力。
川越は人が多くて写真も満足に撮れませんでしたが栃木はゆっくり歩けました。浅草から1時間で江戸にタイムスリップ♪
皆様も是非ふらりとお訪ねください(^_^)ニコニコ




                お後がよろしいようで。




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2015年08月22日

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巴波川沿いに続く白壁の土蔵と黒塀。
120メートルに渡り8つの蔵を有するこの敷地、なんと全て「塚田家」のものだそう  そして中は『塚田歴史伝説館』となっています。塚田家は、江戸時代末期に木材回漕問屋を創業。木材を筏に組み、利根川を経て、江戸深川まで運んでいた豪商で、山本有三の「路傍の石」の舞台ともなりました。つまり “ものすげぇ金持ち” なんですね。当時のお金持ちって本当にお金持ち(←羨ましさのあまり意味不明)。

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塚田歴史記念館ではそんな塚田家のお宝が展示されています、めっちゃ無造作に!!(笑) なんと言うかこう、本当に観光地化されていないんですね 冷静に見ると超ド級のお宝が剥き出しで展示されていたりするのです。一応係の方はいるけど(そっくりなおじさん数名が入れ替わり立ち替わり説明しに来る。兄弟だろうか。しまいには何人いるのか分からなくなってクラクラした。連れによると “2人だけだった” とのこと・・・)、盗まれないだろうか壊されないだろうかとこちらが心配になります。

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【写真】
流石は木材回漕問屋。樹齢千年の屋久杉やら700年の秋田杉やら天然記念物級がゴロゴロ。


しかし不思議な場所だなぁここ・・・
なんか空気が違う。ちょっと時空を超えたような雰囲気です。
展示の無造作さ・ソックリなおじさんに加え、その奇妙な雰囲気を醸しだすのは「ハイテク人形ロボット」(*´∇`*)
この歴史的建造物にそぐわないハイテクの文字。

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なんだよ「三味線ばあさんロボット」って(涙目)

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いた~! しかも入るとすぐいきなり~! 本当に喋りながら三味線弾いてる リアル過ぎて怖ぇ。しかも声はサザエさんに出てくる「おふねさん」の声優という無駄な豪華さ。

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「お囃子付きからくり人形山車」も見ました。
「うずま川悲話」の人形ロボット劇も見ました(ラストで竜神が頭上を飛び仰天)。

私が思うに、これは完全、当主の趣味だと思います
人形ロボット劇を作ったのは20年前とのことなので、とっくにバブルは終わってます。維持費だけでもすごいはず・・・それなのにこんな大掛かりなものを幾つも作り展示しているということは、やっぱ道楽なんでしょうね(もしくは節税行為か?)  昔からカラクリ・マニアっていました。よくカラクリ屋敷も残ってますよね。いつの時代もお金持ちってこういう “あたらしもん” に惹かれるのでしょう。正に魅惑のワンダーランド。そのご相伴に与れる私達は幸せ者・・・かな??(*'-'*)


尚、お盆休み中でしたが、客は私達2人だけでした(o^∇^o)ノ






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2015年08月21日



1.【栃木河岸より都賀舟で 流れにまかせ部屋まで下りゃ 船頭泣かせのかさ掛け場 (ハーアーヨイサーコラショー】
2.【向こうに見えるは春日の森よ 宮で咲く花栃木で散れよ 散れて流れる 巴波川 (ハーアーヨイサーコラショ) 】



この歌声を聴けばもう説明はいりませんネ。
でもせっかくなので、ちょっとだけ・・・(●´ω`●)

栃木市は幕末から昭和初期にかけ問屋町として栄えました。
その要となったのが「巴波川(うずまがわ)」。
元和3年(1617)、徳川家康の霊柩を久能山から日光山へ改装した際、御用荷物などを栃木河岸に陸上げしたことから始まり、その後、物資の集散地として江戸との交易を盛んにしたそうです。栃木市の発展は巴波川無しに語れないんですね。

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今も残る蔵の街並み。
船頭の舟歌を聴きながら船に乗っていたら、今が平成だということ忘れました。水運で賑わった当時の光景が目に浮かび、本当に涙が出そうでしたわ それほど胸に響く歌声でした。

ちなみに上の動画はYou Tubeから拾ったのですが、多分この(私が乗った船の)船頭さんだと思います。声が一緒なので・・・後から調べたら民謡の先生もされているそうで、30人ほどいらっしゃる船頭さんの中から一番いい方に当たったんですね。「やけにいい声だ」と心底聴き惚れてしまったのですが “どうりで・・・” 納得致しました。

同じ運河で栄えた小江戸でも、栃木は川越と違い、静かです。
いい意味で観光地化されていません。
舟に乗っていても大変静かで落ち着きます。
穏やかな時の流れを感じる遊覧船。お薦めです。

【蔵の街舟行】http://www.k-yuransen.com/ship/index.html





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2015年08月20日

本来ならば「栃木旅日記2」をアップするところでしたが、ちょっとだけ寄り道・・・( -д-)ノ

昨晩は新入社員歓迎会でした。
7月に入社した4人の歓迎会をようやく行うことが出来たのです(夏は忙しいのでなかなか全員揃わない)。

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真っ二つに割れた椅子(プロレス技で破壊)。

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カピカピになった焼きおにぎり。
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ガリガリくんサワーwww



いかに壮絶だったかが分かるでしょう。
19時に始まり23時半終了。
そこから私以外の全員は2次会に消えてゆきました。
今日出社したらそこら辺に屍が転がってましたわ

社員数は9年前の5倍となり、ますます平均年齢も下がりました。
このパワーにおばさんはもう付いてゆけません。1つ飲み会を乗り越えるたびボロ切れのようになる私。
今日は流石に調子が出ず、午後だけ振休を取りましたわ

しかしまぁ、なにはともあれ入社おめでとう。
昨日酔い潰れていた新人達もこの会社にいれば自ずと強くなるでしょう。1年後には立派な酒飲みだ。
どうぞ酒に仕事に精進してください(おばさんは陰から見守ります)。





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2015年08月19日

今日の記事は【18禁】です。
まぁ日頃からそんな若い人は読んでいないと思われるこのブログですが、念のため・・・あと下ネタNGな人も読まないで。だって、取り上げるのがコレですからねぇ。

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あ、今よからぬことを想像した人はハイ退場。
これペンライトですからね~「新生姜(しんしょうが)」の!!(⌒-⌒)


遂に念願叶って
『岩下の新生姜ミュージアム』を訪問しました。
今「なんか意味深」と大変話題になっているスポットです。いや別に岩下食品株式会社様的には“意味深”にするつもりなかったんでしょうがね。ただシンプルに“生姜のあるシアワセ”を感じて欲しかったハズが・・・なにせそのぅ・・・生姜の色が・・・形が・・・アレですので・・・(笑)

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①②栃木駅から徒歩15分ほど。ちなみに栃木駅へは浅草から特急スペーシアで1時間程。お盆休み真っ只中(8月15日)だけあって大混雑。

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③中に入るといきなり新生姜色のピアノ。ここからもう意味がわかりません。館内は全てピンク一色。しかしメルヘンチックさは全ての展示がブチ壊します。
④記念撮影ブース。中に入り、合言葉は「はいジンジャー♪」


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⑤流石ドリンクの自販機もピンクなのね、と思いきや、漬け汁だった!!(驚) 世界で1台しかない漬け汁専用販売機。「飲料には適しません」ってそりゃそうだ。
⑥本日一番のハイライト? 生姜に入った私。つままれています。

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⑦ここからはちょっと生姜のお勉強。「岩下の新生姜」で使われている生姜って台湾産なんですね。
⑧一般的な生姜と岩下の新生姜の違い。こうして見ると一目瞭然。

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⑨最もエロイと有名な「新生姜の部屋」。部屋の住人・新生姜とラブラブな気分が味わえます・・・というコンセプトらしいですが、やっぱりあの~その~生姜というより・・・別の・・・(以下自粛)
⑩ベッドに横たわる新生姜。もう何も言えねぇ。

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⑪個人的には一番のツボ。ベッドサイドの本棚。世界の名作が全て生姜になってます。「蹴りたい背中」→「食べたい生姜」が特にツボった。

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⑫⑬出た、「ジンジャー神社」!!!(爆)


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⑭「CAFE NEW GINGER」で一休み。岩下の新生姜を使ったメニューだけ提供する激レア・カフェ。手作りジンジャーエールを飲みましたが、こんなにジンジャー感の強いジンジャーエールは初めて(((( ;゚д゚)))
⑮流石、生姜は食べ放題(※食事を注文した人だけ)

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⑯最後は売店で買い物。例のペンライトも売ってますが「人気商品につきお1人様10本まで」の文字。1つ2,500円なんですがねぇ やはり転売目的の輩がいるんでしょうねぇ。
⑰うっかり購入した芳香剤。今、我が家の玄関は生姜香です(笑)


しかしよくぞここまでネタにした。
狙うつもりはなかったでしょうが途中で若干気付いたな多分v( ̄∇ ̄)v
一流企業の開き直りっぷりが清々しいこのミュージアム。
ファンになること請け合いです



                    お後がよろしいようで。




【追伸】
つい面白可笑しくエロに焦点を当ててしまいましたが展示内容も素晴らしいです。勉強になります。お子さん連れも沢山いました。そして、岩下社長はとてもマメで一生懸命な方です(ツイッターで反応してくれたり自ら生姜ダイエットに臨み15キロ減量したり)。岩下食品のファンになること間違いなし! それだけはご理解ください













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猫ムスメ

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