2010年02月20日
鹿芝居を初鑑賞
『鹿芝居』・・・鹿にまつわる芝居ではありません(国立演芸場談)。噺家が行う芝居を略して鹿芝居。明治時代から寄席で盛んに行われており、噺家が役者さながらに芸達者ぶりを発揮したり、噺家ならではのクスグリやアドリブが楽しく、大変人気があります。
以上は全て受け売り(●´ω`●) 以前からこういったウンチクは知っていたので是非観てみたいなぁとは思っていました。そこで国立演芸場2月の中席です☆ 馬生一門がご出演の鹿芝居「死神」の公演
しかも特典が無いと評判だとご本人が言っている馬治さんの後援会「馬印の会」の会員特典が受けられる、貴重な場。通常価格より400円安く入場させて頂きました(これで充分ですよ、席亭さん)
席もド・真ん前の大変良い席でした、ありがとうございます。
さて、鹿芝居「世間様々浮世死神(よわさまざまうきよのしみがみ)」。落語の「死神」と「金明竹」が合体したような内容でしたが、馬治さんの役どころは病人でした(笑) ちなみに前回は「らくだ」の死体役だったそうです。病人なので寝たきりかと思いましたが、ちゃんと他の役どころもあり、セリフも沢山でした。良かった 馬治さんは本当にカツラがよく似合うし化粧映えのするお顔で、本物の役者さん顔負けですヨ。
・・・噺家さんらしい滑稽なドタバタぶりで、気楽に楽しめた鹿芝居。もちろん馬生師匠の死神・馬吉さんの馬鹿な手代もそれぞれハマッており良かったです。また1つ、新しい経験をしました。
菊春さんの「スリラー」が夢に出て来ないよう祈りつつ・・・
お後がよろしいようで。
※終了後に出口にて演者さんたちがお見送りしてくださいます。邪魔にならないよう背後から撮影させて頂きました。一番手前の山伏みたいなロンゲが、馬生師匠の死神です(*'-'*)