2011年12月17日

玉手箱

実家に帰るといつもする事の1つは本漁りです

それも本棚などという洒落た物ではなく、衣装ケースからゴソゴソと・・・
実は大学生時代に買いまくった大量の本を、透明の衣装ケースに入れて倉庫(=実家w)へ送りつけ、そのまま放置してあるのですよ
もちろん全て送ると母が「」なので大部分は高田馬場のブックオフに売りました。でもどうしても取っておきたい作品だけ選り分けケースに詰めたら、それでもLサイズ2箱に・・・ 
本当は今住んでいる浦安のマンションに置きたいのですが、狭くて置けません。だから涙を飲んで倉庫(=実家w)に保存し、帰省した時ゴソゴソ漁っては読み返しています。

池波正太郎の「剣客商売」「鬼平犯科帳」「仕掛人藤枝梅安」・柴田錬三郎の「眠狂四郎」・笹沢左保の「木枯らし紋次郎」・平岩弓枝の「御宿かわせみ」 ・・・等々、時代小説のシリーズ物は全てこの中です(´▽`)

流石に何年も経つと “こんなの買ってたんだ~” 的な発見もあり感慨深く掘り返しておりますが、今回発掘したのは『What's Michael』(ホワッツマイケル)でした  ・・・うわ~懐かしいv( ̄∇ ̄)v

そう、猫漫画の元祖、小林まことの名作です。
野良猫だったり家猫だったり猫世界の容疑者だったり(笑)、色んな設定でのマイケルが主役のショートストーリー。何か失敗をした時に踊り出す格好が可愛らしく、踊る猫漫画として人気が出ました。私も小さな頃、祖母の家で従兄弟が持っていたのを借りて読み、一気にハマった記憶があります。そして大学生になってから単行本を古本屋で見かけ、懐かしさの余りセット買いしたのだと思います(* ̄∇ ̄*)エヘヘ

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数年ぶりに読んだマイケルはやっぱり超・可愛かった・・・
マイケルだけじゃなく、しまいには奥さんのポッポや子供のミニケルまで踊り出すし(笑) 天敵のブス猫・ニャジラも可愛い!!! 
思わず夜が更けるのも忘れて8巻全部一気読みしてしまいました


もちろん実家での滞在時間は短くスケジュールが詰まっているため、読む時間は限られてしまいます。それでも少しずつ蔵書を読み返してゆくのは楽しい作業です。当時の思い出がフラッシュバックしたりもします(酸っぱい思い出がある本は見ないフリします)笑。
実家の本箱、それは私にとって玉手箱のような存在なのかもしれません。



                           お後がよろしいようで。








shizutamarakugo at 11:49コメント(8)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by オスカー   2011年12月17日 12:19
こんにちは!マイケル、懐かしい!!小林さんは若かりし頃を振り返ったマンガを短期連載で描いていましたが、漫画家という職業の過酷さを思い知らされました。同業の友達を亡くされ…読んだ人はみんな泣いたんじゃないかなぁ。小説にしろ漫画にしろ自分の内面と向き合い、創造し身を削って表現する仕事なので、病気にならない方が不思議ですよね。
昔の本を見て驚くのは字の小ささと値段ですね(笑)
2. Posted by こうじ   2011年12月17日 19:13
田舎の家を整理したとき沢山玉手箱を開け捨て去りましたよ。僕が上京してから田舎に送った手紙がすべてとってある箱を見つけた時は面食らいました

それからは物をためないようにしてるつもりでした。でも新たな玉手箱が出来ており暇なときに眺めては一人ほくそ笑んでいます。危ない奴(笑)。本に関してはしょっちゅう読み返したりしてるんで積み上げてありますね。このままではまずい(-_-;)。
3. Posted by HyperChem   2011年12月17日 20:44
同じ本は恐らく100回近くは読む人なので、そんなにたくさんの
本は読んでないですσ(^^ゞ。ブックオフである程度減らしても
まだそんなにあってご実家に格納されていたとは!でも、ある
程度離れて再会すると、感動も大きいですね。時間を繋げてく
れるのは、まさしく玉手箱。
マイケルのはいつ頃でしたっけ?しっかり記憶にはあるものの
リンクする思い出がなくて(^^ゞ。
4. Posted by 猫ムスメ   2011年12月18日 08:45
オスカーさん

小林さんはそういう自伝的マンガも描かかれているのですね。あまりマンガは読まないので、マイケルしか知りませんでした(^_^;)

昔から画家でも作家でも後世に名を残している人ほど早死に(自殺含む)している気がしますが、やはり身を削っているのでしょうね。「芸術家」という繊細な職業は自分から一番遠い所にあるのでよく理解できませんが… 「産みの苦しみ」というのはすさまじいんでしょうね
5. Posted by 猫ムスメ   2011年12月18日 08:55
こうじさん

ご実家に手紙なんて書いていたのですね。まずそこに感心してしまいました 私なんぞ大学入学時は既に携帯が普及していましたが、ロクに電話も出もしませんでした…反省ですm(_ _)m でも親って本当になんでも取っておきますよね。うちもたまに押し入れを漁ると幼稚園時代の手型とか出てきて驚きます(^_^;)

たまに帰られて玉手箱を開けるのは良い事なのではないでしょうか 地雷を踏むこともありますが、基本的に思い出に浸れます(笑)
ただ、やり出すと時間を忘れてしまうのが難点ですね
6. Posted by 猫ムスメ   2011年12月18日 09:46
HyperChemさん

同じ本を100回も読むんですか!! そちらの方がすごいと思いますw 私も鬼平とか何度も読んでますが100回は読まないですね  特に今は大抵の本を図書館で借りいるので、買うのと違い愛着が湧かないです。選ぶハードルも低いし、それで気に入ってもなかなか買い直そうとは思いません。「読み捨て」が定着してしまって、あまり良い事じゃないなぁと思っています

ホワッツマイケルは1984年~1989年まで「モーニング」に連載されていたそうです。私が小さい頃借りて読んだのはモーニングだったかもしれません。記憶にはあっても何かエピソードがなければ思い出しませんよね~
7. Posted by otoshi   2011年12月18日 10:53
最近はテレビ依存症で、本はあまり読んでないなあと思います。電車に長時間乗る場合も、音楽を聴いているときが多いです。繰り返し見るのは、料理本かな?結構長いこと習っていた料理教室のノートは、しみだらけになってしまい、ついに去年知らない間に捨てられてしまい、ショックでした。

そして、押し入れに中の幼稚園時代の手形に反応してしまいました。
息子 すごく絵が下手で、幼稚園時代のお母さん仲間に「○○君、将来有名人になったら、幼稚園時代の懐かしい思い出の品を出したりしたら みっともないから、捨てちゃったほうがいいわね」なんて言われたんです。今考えると、ちょっと失礼だなと思うのですが、何にも残っていません・・・
8. Posted by 猫ムスメ   2011年12月18日 12:24
otoshiさん

お母さん達、ひどいですねぇ 小さい子供にそんなこと言ったら傷ついちゃうんじゃないかと心配になりますが それに絵の上手い下手なんて幼稚園じゃ分からないですからね~。逆パターンですが私は幼稚園の時、駿足で鳴らしていました(笑) そして小学生になったら鈍足で有名になりました(笑) そんなモンです。息子さんの絵も今とってあったら意外な才能が感じられるかもしれないのに残念です

それとotoshiさんの料理メモも残念でなりません 捨てた方は大きな財産を失いましたね ある程度、otoshiさんの頭に入っていることを祈りますm(_ _)m

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