2012年03月18日

第124回・大和田落語会

怒涛の落語3連チャン、最終日( ´∀`)つ
トリはお馴染み大和田落語会でございました

いつも実力派の若手や「こんな人気者をこんな間近で・・・」の感動に満ち溢れた大和田落語会ですが、今回の顔付けはまた一段とすごかった。若手真打のホープ・古今亭菊之丞師匠と、今最も勢いのある二つ目・春風亭一之輔さんです!!! 流石この顔付けだけあってかなり早い段階でチケット完売となっておりました(^∀^)

特に一之輔さんは言うまでもなく今一番『旬』な人でございます。
ご存知のように21人抜きという伝説的なスピードで真打昇進が発表されたのが昨年9月15日。
そこから半年、恐らくご本人もエッ~って感じの日々だったと思いますが、いよいよ昇進披露興行が始まります。そう、明々後日(3月21日)から・・・    ←Σ( ̄ロ ̄|||)

50日間に渡る披露興行の開始3日前という素人が考えても殺人的に忙しそうな(そして精神的にもキテそうな)タイミングでの高座・・・
なんだかもう、関係ないこっちまでお祭り気分です(笑)
しかも毎回お客さんからの日本酒の差し入れがハンパない大和田落語会ですが、今日はなんと菊之丞師匠御自らがレアな銘酒を3本も(しかも一升瓶で!)抱えて来てくださったとのこと  
もちろん一之輔さんの昇進を祝う意味合いでのことだったと思いますが、あの細く小柄な菊之丞師匠が3升の酒を背負う姿を想像したらけっこうツボでゲラゲラ笑ってしまいました。

120318_1729~0001春風亭 一之輔 「長屋の花見」
古今亭 菊之丞 「百川」
    ~仲入り~
古今亭 菊之丞 「浮世床」
春風亭 一之輔 「子は鎹」

いやいや、4席ともグイグイ引き込まれる素晴らしい高座でした。特にこんなに笑えてしんみりする「子は鎹」は初めてで、そりゃ一之輔さん、21人抜くよ・・・とリアルに実感するのでした



120318_1734~0001そして17時半頃、恒例の集合写真を撮っていた大和田落語会一同ですが、突然「チャンチャカチャラリラ♪」というお馴染みの音楽が・・・そう、本日の「笑点」は新真打披露口上だったのです!! もちろん我らが一之輔さんもご出演。左の写真は、“自分が出るテレビを恥ずかしそうに見守る一之輔さんの後ろ姿”という一生に一度のレアショットです ちなみに結局、ご自分が登場する直前に「見てられない」と呟き楽屋に逃亡してました(笑)



このようにおめでたムード満載で大盛り上がりの第124回大和田落語会でしたが、残念ながら私、諸事情により打ち上げに参加することが出来ませんでした(泣) 菊之丞師匠の銘酒が飲めなかったこと、悔やまれてなりません

しかし今、家でこのブログを書きながらもう一度、録画しておいた「笑点」で一之輔さんの口上を聞いています(●´ω`●)
先程まで目の前にいらっしゃった方の晴れ姿。芸協の新真打とは比べ物にならない気の利いた口上(なんだあの芸協はw) 
・・・何度見ても、しみじみ良いものですね


一之輔さんはまだ34歳。
ご本人が「二つ目の時から見ていたんだぞと将来自慢して頂ける噺家になりたい」と仰っていましたが、冗談抜きで今後「名人」と呼ばれる人になってゆくのでしょう。
同年代として、そして同じ千葉県民として応援します♪
そしてそんな「未来の名人」の二つ目→真打という絶妙な狭間での高座を拝見できたこと、大和田落語会に感謝致します(^_^)ニコニコ



                 お後がよろしいようで。


shizutamarakugo at 21:15コメント(11)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by HyperChem   2012年03月18日 22:44
3連ちゃん達成おめでとうございますヽ(^o^)丿。
単に記録というよりも、落語好きがホンモノである勲章のような
感じがします。
しかも、最後を飾るにふさわしいメンバーと内容。
諸事情は残念でしたが、最後の有終の美を飾りたかったですよね。
明日からまた大変だったりするのかな?
次の落語会を目標に頑張っていきましょう。
2. Posted by こうじ   2012年03月18日 22:46
めでたいもの見ましたね。三日連チャン落語漬けにも驚きですが、最終日レア体験しましたか
一之輔さんはまだ聴いた事ないんですが、良さげですね。菊之丞師匠は円朝祭りでサイン頂いたくらい好きな咄家です。最近生の落語行けてません。『落語者』とか『落語研究会』とかテレビ録画して見てます。最近の咄家さんが出てくるので参考になりますね。
落語カフェとかも行ってみたいです。
3. Posted by 猫ムスメ   2012年03月19日 07:53
HyperChemさん

ありがとうございます
お陰様で当たり外れや色んなハプニングもありますが、昨日はトリを飾る素晴らしい会に居合わせることが出来ました
諸事情ですが、いつも大和田落語会だけ一緒に行っている千葉県内の落語仲間さんが体調不良で打ち上げパスすると言っていたので、私だけ出るのも冷たいかなぁと思いご遠慮したんです まぁこういう時もありますネ♪

明日はお彼岸なのでまた九十九里までお墓参りに行きます。今週はそんなに大変ではありませんが季節の変わり目なので風邪ひかないようにボチボチ頑張ります
4. Posted by 猫ムスメ   2012年03月19日 08:05
こうじさん

本当に、おめでたく貴重な体験を致しました。
他の真打誕生でも居合わせるのは嬉しいことなんですが、特に一之輔さんは大和田落語会も何度も出ていて打ち上げで一緒に飲んでいるし、他の落語会でも何度もお会いしているので、大好きな噺家さんです。
もちろん芸の実力もそうなんですが、人柄が素晴らしい。若いうちから人気者でチヤホヤされているはずなのに決して驕らず偉ぶらず、常に冷静で淡々としています(噺も淡々としているのに何故か面白いというタイプ)。結婚が早くお子さんが3人もいてしかも子煩悩というのも好感が持てるポイントの1つです

などと大絶賛してしまいましたが、本当に一之輔さんなら間違いないですよ。これから50日間お披露目しますので、是非、生で見に行ってやってください。落語カフェもたまに出てらっしゃると思いますよ
5. Posted by i10   2012年03月19日 09:43
一之助は小三治の選定で単独昇進の真打ちになり、先日一人で披露パーティを開き明後日から50日間の披露興行に突入しますが、菊之丞も10年前に席亭の推挙で「一人真打ち」で昇進して話題を集めています。

一人真打ちだとか単独昇進なんて言うのは格好が良いのですが、披露パーティ費用だけでなく披露興行の時の楽屋経費は全部自己負担だと言うことです。

チケットが売れないと借金がドンとくるんで一之助は何処の会でも自分がでるところではチケットを売っています。
落語会のロビーで眼鏡を掛けて私服で売っていると本人とは気付いて貰えてませんが。

借金が大きくなると仕事の量が増え、芸が荒くなると言われたりもするのですが、やはり、満席の中で披露口上をやりたい、やって貰いたいと言うことでしょう。
21人も先輩を追い抜いて抜擢昇進した身としては。
6. Posted by 猫ムスメ   2012年03月19日 10:34
i10さん

昨日、正に菊之丞師匠が同じことを仰ってました。
パーティー費用から披露興行の後の毎日の打ち上げ代金から、全て新真打ちが負担するから大変だと。10年前の自分の時は40日だったからまだ良いけど、一之輔は国立もあるからプラス10日で50日も有って大変だと

「後でまた紋付きを着た押し売りが現れると思いますがチケット買ってやってください」なんて笑いを取ってらっしゃいますが、やはり先輩として心配&応援されてるんでしょうね(^_^;)

どうか一之輔さんには連日大入りの中お披露目して頂きたいものです
7. Posted by オスカー   2012年03月19日 13:11
こんにちは。どこの世界も御披露目は大変~なんて宝塚の生徒さんのことを考えてしまいました(笑)やはりご贔屓さんがどれくらいいるかって重要ですよね。
新聞に三遊亭小遊三さんの記事があり、大月の子ども時代の話があって…知らなかった!!山梨の人!?と驚いています。山梨に落語家のイメージがなかったので…今度よく調べてみようと思います。同郷、それだけで身内です(笑)
8. Posted by オスカー   2012年03月19日 14:29
すみません、書き忘れ前の記事にあった「耳カー」すでにご存知かもしれないですがNEXCO東日本が企画したもので、東日本大震災の被災地への応援メッセージや被災地からの声を集めているらしい…5月末頃まで常磐道や関越道のサービスエリアなどでメッセージを収集し5/26、2に岩手県盛岡市で開かれる「東北六魂祭」の会場などに届けられるそうです
9. Posted by 猫ムスメ   2012年03月19日 21:25
オスカーさん

小遊三師匠は「大月の師匠」ですよ
オスカーさんは笑点て見られないのですね(*^ー^)ノ

笑点を見ると小遊三師匠はすっかり大月をネタにされていて、秩父出身のたい平師匠とお互い「大月!」「秩父!」と罵り合う(笑)のが定番ネタとなっております
同郷って嬉しいですよね。私も清水出身の昇太師匠には同じ‘いきおくれ’ということもあり激しく親しみを感じます(笑)

「耳カー」の件、ありがとうございました。全く知りませんでした
正体が分かってスッキリです。ありがとうございます!!
10. Posted by まいるど   2012年03月23日 13:16
今回は百数十回の大和田落語会の中でも特に記憶に残る回になりましたね。
相方の体調が悪かったので私も残念ながら打上げに参加できなかったのですが、美味しいお酒も手伝って、遅くまで盛り上がったそうです。
次回の小里ん・三三の二人会もベテランと若手の競演で楽しみな顔付け。
ここのところの席亭さんの顔付けは神がかっている感じがします。
11. Posted by 猫ムスメ   2012年03月23日 20:48
まいるどさん

まいるどさんも打ち上げ出られなかったのですね・・・ 菊之丞師匠のお酒が飲めなかったこと、残念でなりませんね
来月は小里ん師匠ですからまいるどさんもいらっしゃいますよね  私も楽しみにしています。次回は打ち上げも出られればいいなと思います。

前回の東京大衆歌謡楽団といい、素晴らしいチョイス続きで本当に感動です。皆に宣伝したくなる大和田落語会ですが、あまり有名になると予約が取れなくなって困りますね(笑)

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