2013年02月25日

「一之輔の無茶ぶられ・その3」

すごいものを見ました
座・高円寺にて行われた『一之輔の無茶ぶられ・その3』。
この会は、春風亭一之輔さんが古典落語のバージョンアップに挑む主旨の会です。一之輔さんがバージョンアップさせたいネタを事前に先輩ゲストに提出し、先輩がそのネタを良くするためのアイデアを“無茶ぶり”。そしてその “無茶ぶり案” を元に一之輔さんが改作した一席を披露するのです。3回目の今回は、「不動坊」でした。

8今回の先輩ゲストは三遊亭兼好師匠と、先輩なのに抜かされちゃった三遊亭天どんさんw 丁々発止のビフォートークから始まります。

ビフォートーク
三遊亭 天どん 「初めての確定申告」
三遊亭 兼好  「七段目」
~仲入り~
春風亭 一之輔 「不動坊バラ園」
アフタートーク

元々の「不動坊」はこんな噺ですね。
【不動坊】http://senjiyose.cocolog-nifty.com/fullface/2009/06/post-a762.html

一之輔さん作「不動坊バラ園」は、主に天どんさんの無茶ぶりを取り入れ、あろうことかオネエ・バージョン!!!(爆)

まずマドンナであるはずのお滝さんがイソガイタキノスケ(漢字にすると磯滝ノ輔といったところか?)という名のいかめしい侍。この侍がゲイで、吉公を見初め嫁(!)に貰おうとする。そしてそれを邪魔するのが磯貝様に惚れているオネエ3人組(溜まり場の湯屋の名は「カマの湯」)。
幽霊役の噺家は何故か柳家さん坊。
・・・もう、設定を聞いただけで涙目ではないですか

磯貝に意味深なコナをかけられ引きまくるノンケの吉公。
支度金目当てに吉公を差し出し高砂を唄って逃げる大家。
憧れの君を奪われ泣きわめき身悶えるオネエ3人組。
サンバのリズムで踊り狂う幽霊、さん坊。


・・・終わった時、一之輔さんもボロボロ、客もボロボロ。
筆舌に尽くしがたい破壊力満点の一席でした(´-д-;`)
“これ以上の内容はこれから聴く人のために書きません” と言いたいところだけど、果たしてこのネタに2回目はあるのだろうか???
もしかしたら私は将来名人と呼ばれるであろう一之輔師匠の “幻の一席” を聴いたのやもしれません。

平成25年2月22日《オネエ一之輔》誕生の日。
この高座を観たことが幸だったのか不幸だったのか、3晩経った今でもよぅ分かりません。



                    お後がよろしいようで。


shizutamarakugo at 20:38コメント(7)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by こうじ   2013年02月25日 22:16
お疲れさまです。
たとえば小三治師匠のCDを聴いて『この時代に生で聴きたかったなあ』と思う時があるんですが、『その時私はそこにいた!』的なものだったのでしょうか(笑)。なかなか良い現場に遭遇できてないので羨ましいですね。今が旬の咄家を聴かないといけませんね。
2. Posted by HyperChem   2013年02月26日 00:24
2月22日は猫の日でもありましたね。
しかし、凄まじいものを見てしまいましたねぇ。
頭の回転が早くないとできないし、聞く側も
それなりのものを求められそうです。
3. Posted by 猫ムスメ   2013年02月26日 06:01
こうじさん

いや、そんなご大層なものじゃないですよ(笑) あくまで古典がシッカリ出来る一之輔さんの‘お遊び’の1つかと思います
この会でやったネタは後日寄席等で披露することもあるらしいので、また手を加え手を加え、バージョンアップの更にアップさせつつ持ちネタにするかもしれません(?)

またどこかで巡り会えたらボロボロになりながら聴きたいと思います(*^ー^)ノ
4. Posted by 猫ムスメ   2013年02月26日 06:14
HyperChemさん

そうそう、猫の日でした!
デパートの猫フェアに行くか落語に行くか迷った末、落語を選びオネエを見てしまった私です(笑)

アレンジというのは基本がシッカリ出来ている人がやってこそ効くもの…。一之輔さんの魅力ここにあり(そうなのか?)といった高座でした

お陰であれ以来、「バラ」と聞くと「あっちのバラ」しか浮かばない後遺症に苛まれております(^ε^)






5. Posted by オスカー   2013年02月27日 09:21
こんにちは。歴史の目撃者になった1日かもしれないですね~何十年後に落語カフェでしみじみ語る猫ムスメ様を想像したりして(笑)
明後日はもう3月ですね。お仕事大変だと思いますが、お身体に気をつけて~また楽しい出会いがありますように!!
6. Posted by 猫ムスメ   2013年02月27日 12:55
オスカーさん

はい~後世に語り継がれる一席かもしれません(←絶対ナイw)

オスカーさんも山梨から帰られてすぐに仕事 しかも7の付く日  お天気も悪いし嫌ですね。

お互い無理せず乗り切りましょう。
7. Posted by バレンチノ バック   2013年04月25日 13:01
OL,落語にハマる:「一之輔の無茶ぶられ・その3」

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