2013年10月27日

柳家小ゑん千一夜 「鉄道落語」特集

先日『鉄道落語』という本を読み引っくり返って大笑い。
【そのうちどこかの落語会で小ゑん師匠の鉄道落語に出会えることを願っています。】という一文でブログを締めたワタクシですが、遂にその機会が巡って参りました( ´∀`)つ
この本を貸してくださったご本人でもある落友さんが、“道楽亭で鉄道落語の会がありますよ” とお誘い下さったんです!! 正に千載一遇のチャンス。台風を気合で逸らせ、行って参りました~(笑)

            【柳家小ゑん千一夜(第13夜)】

           柳家 小ゑん 「恨みの碓氷峠」
           古今亭 駒次 「泣いた赤い電車」
                ~仲入り~
           柳家 小ゑん 「トニノリ」

小ゑん師匠は初見でしたが還暦と思えぬエネルギッシュさ。
高座に上がり客席を見渡し「今日は鉄分(てつぶん)が低そうだ」「このあいだ人形町でやった出版記念落語会はすごかった。月曜日の夜で3500円もするのにテツで満席になった」・・・と、マニアの習性をいじり、客席を沸かせます

1席目は本を読んで私が “き、聴きたい・・・” とウズウズしていた「恨みの碓氷峠」!! やはり文字にしたものとは微妙に内容を変えていますね。しかし私が笑い転げたテツいじりのくだり(チェックのカッターシャツ着て汚いリュック背負って)等は健在(´▽`)  
文字に残らない分、“喬太郎みたいな腹”とか“雲助・馬生の違い”とか、「ピー」なくすぐりも満載でした(爆)。
師匠のすさまじい熱演でヒートアップする店内。ただでさえ狭く暑っ苦しい道楽亭が、息をするのも困難な場所になりました  私が思うに、「鉄分(てつぶん)」は充分高かったと思います。師匠のマニアックなネタ(路線の名前とか車両の番号とか)にも皆キッチリ笑ってましたからね~。あれは知らないと笑えないと思いますw

密度の高さが苦手で道楽亭に2年程近付かなかった私。
楽しいんだけど息苦しくて気分が悪い、もう限界・・・という極限状態に陥ったところで駒次さん登場。さ、爽やか・・・。涼しげなお顔と品の良い佇まいに温度が3℃戻りました(笑)。命の恩人です。
「泣いた赤い電車」は斬新なことに紙芝居でした。口調も民話風。素人にも分かりやすく、落ち着いて聴けました。個人的には京浜急行の車内に散らばっていたつまみの袋が「コイケヤ」だった所がツボでした(笑)。
本で読んだ「鉄道戦国絵巻」もそうでしたが、駒次さんの鉄道落語は比較的テツでない人間にも楽しめる内容だと思います

小ゑん師匠のトリネタは「トニノリ」。これは本には無かった演目です。
山手線の《戸袋窓》の中に海苔が入っているのを発見したサラリーマンがなんとか取り出そうと苦悶する滑稽噺ですが、残念ながら私《戸袋窓》が分からない 《戸袋》ならかろうじて分かるので、“あの部分がガラスで覆われていたのかしら?” と想像。“あんな所に海苔が入るか?”“入ってもドアが閉まる時グシャグシャになるのでは?” と頭の中が「?」マークで一杯になりました。終演後、落友さんのスマホで写真を見せて頂き納得。あんな所に窓が付いていたとは・・・ナルホドなと唸るばかりです( -д-)ノ


それにしても驚くべきは、小ゑん師匠&駒次さんの多才さ
小ゑん師匠は鉄道だけでなく星(天体)にも造詣が深く、専門誌にコーナーを持ったりプラネタリウムで解説をするレベルらしい。また、石(鉱石や化石)にも興味をお持ちで、新宿で年に一度行われる「ミネラル・フェア」に行かれた話がとても面白かった。なんでも石マニアにとって最終的な夢はどの化石を集めるかではなく、自らが化石として残る事だそう。どうすれば化石になれるかの死因(理想は土石流か鍾乳洞とか・・・)を楽しそう~に語って下さいました(笑)。もちろんネタでしょうが、こんなディープな話で笑いを取れるのは落語界広しと言えども小ゑん師匠だけではないかと思います(*゚▽゚*)
駒次さんも負けてはいません。鉄道だけでなく、絵もプロ級。紙芝居の絵がやけに上手く色使いも素人離れしているのでスゴイな~と思いながら見ていたら、小ゑん師匠の口から「駒次さんはお父さんが絵描きさんなんですよ♪」と軽くカミングアウト。客席から「へぇぇぇぇー!(だからか・・・)」というどよめきが起きました。お父上がプロの絵描きだったらさもありなんですね。受け継がれる才能。ご自身はプロにならなくとも別の世界で見事に活きています

・・・引き出しが多いってスバラシイですね。
1つの分野すら極めていない私としてはただただ感心するばかり。
なんで皆さんこんなに多才なんだろう。
改めて「芸人」の凄さを実感する、ディープな夜でした。




                         お後がよろしいようで。







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【写真】
落語の後は新宿の古民家風居酒屋でお食事♪
燻製も油揚げ(栃尾)の味噌焼きも美味しかったです。     
新宿にいるとは思えない静かな雰囲気の店だったので、また機会があったら利用させて頂きたいと思います。遅くまでお付き合い頂き有難うございました            



shizutamarakugo at 11:29コメント(6)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by HyperChem   2013年10月27日 15:44
台風のコースを曲げたのは猫ムスメさんだったのか…。
テツの魅力をちょっと感じちゃいましたか?
分かるがゆえに楽しさ倍増にもなっていきますよね。
これをきっかけにそっちにはまっていくとか…。
最後はガッツリお肉ですね(^^)。
2. Posted by おっくん   2013年10月27日 15:47
この会は行くべき会のうちのひとつであったのだけれど、残念ながら行けなかったです。笑いの渦に包まれたのではないかと想像します。
最近落語行ってないなあ。今日これから出かけていく会は久しぶりの落語になります。
3. Posted by オスカー   2013年10月27日 18:00
こんにちは。戸袋窓を検索したらたくさん出てきました(笑)鉄子にはなれませんが、たくさんのフシギ要素があってドキドキしますね。いろんなものに関心があると、そこから世界はどんどん拡がるんだなぁって思いました。
良い天気になりましたね。日曜日、楽しく過ごせましたか?お仕事でなかったことを祈ります!
4. Posted by 猫ムスメ   2013年10月27日 18:37
HyperChemさん

そうです!! 
18時半からの落語会に合わせ見事に撥ね退けました  
至って鉄分の低い私ですが、それでも皆さんの熱気に当てられ充分楽しむことが出来ました。鉄道落語がキッカケでテツ女になりました・・・なんて人がいたら面白いかもしれませんね(笑) 

ちなみに右側の写真、肉に見えるけど油揚げなんですよw メッチャ大きかったです。栃尾の油揚げと言って有名らしいです。表面に味噌を塗って香ばしく焼いてあり、つまみ度抜群でした
5. Posted by 猫ムスメ   2013年10月27日 18:44
おっくんさん

「もしかしてこの中におっくんさん、いらっしゃるかも・・・」と思いながらキョロキョロしていましたが、行かれませんでしたか(泣)。
私も最近落語はご無沙汰気味だったので、大和田→猫と落語→鉄道落語・・・と一週間に3つも行くのは久しぶりでした。疲れたけど楽しかったです 

おっくんさんとはかなり行く落語会が被っていそうですから、そのうちどこかでバッタリお会い出来るかもしれませんネ。後からブログ読んで「あ、いたんだ!」となるかもしれません。「もしかしてあの挙動不審な女がそうだったかも?」と思われないよう、行儀良くしています(笑)
6. Posted by 猫ムスメ   2013年10月28日 06:31
オスカーさん

戸袋窓、やはり好きな人には“無くなると残念”なモノのようで、いろんなサイトがヒットしますね(笑) 
「なぜ最近の電車に戸袋窓は無くなっているのですか」というヤフー知恵袋の質問など参考になりました

昨日はちゃんと休みでしたよ。でも今日から(多分)12連勤ですw なるべくそうならないよう努力します

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