2016年01月26日

『あやつられ文楽鑑賞』を読んで

「文楽」と聞いて皆様は何を思い浮かべるでしょうか?
失礼ながら私は“橋本市長に予算削られたアレ”でした(; ̄Д ̄)
つまり、素養はゼロ
そんな私がたまたま手に取り、読んだ本がこれ・・・三浦しをん著『あやつられ文楽鑑賞』です。いやいや控えめに言って抱腹絶倒でしたよ

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では素養ゼロの私がこの本を読み「へぇ」と思った基礎知識(本当に超・基礎)をご紹介します。

①文楽=人形浄瑠璃なんだ! 恥ずかしながら別物だと思ってました。
文楽って「三業」から成っているのね。すなわち義太夫を語る「太夫」・三味線を弾く「三味線」・人形を操る「人形」。いやぁ知らなかった。
③人形って三人で遣うのね。首と右手を担当する「主遣い」・左手担当の「左遣い」・足担当の「足遣い」。てっきり1人でやっているのかと思ってました。
④歌舞伎の演目って文楽から来ているのが多いのね。例えば有名な「仮名手本忠臣蔵」や「本朝廿四」。江戸時代は人形浄瑠璃で大当たりした作品をすぐに歌舞伎が取り入れて上演したとか・・・いかに人形浄瑠璃が庶民の主たる娯楽だったかが分かりますね。
⑤文楽って人間国宝の宝庫なのね。本の中で紹介される方にやたら「(人間国宝)」の文字があったので気になりググッてみたら、存命の方だけで6人いました。落語は故人含め3人だけだぞ(笑)


では次に、この本を読んで抱いた疑問点です(・∀・)

①人形は誰が作ってるのか? 本の中で人形については詳しく触れられていませんでした。まぁページの都合もあるのでしょう。しかしどれだけ人形(遣う人)の芸が素晴らしくても、肝心の人形(物体)がイマイチだったらリアリティも出ない気がする・・・というのは素人考えなのでしょうか。いわゆる「文楽人形師」のような方がいるのか、それは仕事として成り立つのか(そもそも人形の耐久性ってどれくらいなのか?)、気になります。
②なんで合作なの? この本で紹介されている文楽作品、ほとんどが「合作」でした。しかも5人とか6人で作ってる! なんでそんなに大勢で作るの。1人で書けないものなのか・・・
③女子は駄目なの? この本に登場する「三業」の方たちは全員男性でした。今、落語界・講談界には女性芸人が増え続けてます(特に講談は多い)。基本中の基本で申し訳ないのですが女性は文楽が出来ないのでしょうか。時代小説でよく “女義太夫” という言葉を見ますがあれはまた別なのでしょうか・・・


以上、1冊の優れた作品を読み書かずにいられなかった「感想文」です。文楽ファンの皆様、何か間違っていたら申し訳ございません

あとはまぁ「とにかく一度見ろ」ってことでしょうなv( ̄∇ ̄)v



  お後がよろしいようで。




shizutamarakugo at 21:00コメント(6)トラックバック(0) 

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コメント一覧

1. Posted by おっくん   2016年01月26日 22:13
落語ですと、寝床とか豊竹屋に出てきますね。
私が文楽に行くきっかけになったのは歌舞伎で語る義太夫を見てからです。だいのおとなが大真面目に血管が切れそうになって唸っているすがたに感動しました。
わたしはどちらかというと人形より義太夫、三味線の出語床のほうを楽しんでいます。
2. Posted by HyperChem   2016年01月26日 23:24
いや、もっと分かってない人ですσ(^_^;)。
最近でこそ、あれこれ首を突っ込んでいますが、
知らないことばかりで。
ここでこっそりいろいろ勉強させてもらってます(^^ゞ。
3. Posted by 猫ムスメ   2016年01月27日 06:12
おっくんさん

三浦しをんさんも本の中で落語を聴きに行かれてますね(^_^) 落語に出てくる「素人義太夫」、正直あんまりイメージが出来ていなかったのですが、お陰様でようやく全容(?)が掴めました♪

歌舞伎から文楽へ…というのは面白いですね。Twitterを見ていると落語ファンには文楽ファンも多いようです。まさか「寝床」を聴いて文楽に行こうとも思わないでしょうし(笑)、皆さんキッカケは何だったのかなと気になってました。ちなみに私はこの本を読んでも「よ~しじゃあ行ってみよう!」となりませんでした(-_-) やはり落語と違って“取っつきにくさ”“敷居の高さ”を感じるのです…
4. Posted by 猫ムスメ   2016年01月27日 06:17
HyperChemさん

いやいや~HyperChemさんは博識でいらっしゃいますから、私なんぞよりよっぽど理解されてると思いますよ(^.^)

ちなみにHyperChemさんの“あれこれ”がとても気になる私です(笑)
5. Posted by ぱたぱた   2016年01月27日 21:46
今晩は。文楽といえば、10年くらい前に文楽を見て、そのあとで人形遣いの方とのアフタートークに参加するイベントに行ったことがあります。人形遣いの方は今や人間国宝の桐竹○十郎さんだったと記憶してます。
6. Posted by 猫ムスメ   2016年01月28日 06:07
ぱたぱたさん

お~流石はぱたぱたさん!
文楽鑑賞のご経験もあるのですね!

しかもアフタートークがあるなんて意外。文楽の演者は歌舞伎同様、もっと遠い所にいる存在なのかと思っていました(^^;  今や人間国宝になった方と間近でトークしたなんて、すごい事ですよね♪

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