2017年03月03日

2月に読んだ本

早いもので、1年の1/6が終わりました
再び「(冬の)月初地獄アゲイン」です 今月も連日残業・残業ですが、なんとか「2月に読んだ本」だけはアップしておきたいと思いま~す。

□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□■□■□□■□■□■□■□

【星5つ☆☆☆☆☆】
●「夜明けの縁をさ迷う人々」小川洋子 ●「名古屋駅西口喫茶ユトリロ」太田忠司 ●「すずの爪あと」乃南アサ ●「マカロンはマカロン」近藤史恵 ●「居酒屋ぼったくり」秋川滝美 ●「一汁一菜でよいという提案」土井善晴 ●「風雲大阪城」田中啓文

【星4つ☆☆☆☆】
●「吾輩も猫である」赤川次郎ほか ●「殺意の縊路」日本推理作家協会編

【星3つ☆☆☆】
●「相も変わらずきりきり舞い」諸田玲子 ●「おめかしの引力」川上未映子

_SX350_BO1,204,203,200_[1]
今月はこの上ない良書に出会うことが出来ました。
土井善晴『一汁一菜でよいという提案』です。 

親子2代の料理研究家として有名な著者が、日本人の食について書いた本。タイトルを見てエッ? と思うかもしれませんが、なにもこれは “横着の勧め” ではありません。日本人の食事は本来「一汁一菜(ご飯・味噌汁・漬物)」であり、それを続けていればなんら健康に問題はない。この基本を守ることにより余裕が出来、生活が整う、という考え方です。「食事」だけでなく、日常とは何か、ハレとケの違い、プロの料理と家庭料理の違い、作る人と食べる人の関係性など、多様な切り口から家庭料理を紹介しています。また、日々の料理を通じできあがる親と子の関係や日本人の生き方そのものについて書かれています。

《一汁一菜とは、ごはんを中心として、汁(みそ汁)と菜(おかず)それぞれ1品を合わせた和食の原点ともいえる食スタイルです。昔の庶民の暮らしではおかずはつかないことも多かったから、実際には「みそ汁、ごはん、漬物」だけで一汁一菜の型を担ってきました。だから、いまだって、おかずをわざわざ考えなくても、ごはんとみそ汁を作り、みそ汁を具だくさんにすれば、それで充分「一汁一菜」なんです。》
《ごはんとみそ汁だけなんて言ったら、手抜きと思われるかもしれませんね。でも、一汁一菜は決して手抜きではありません。手抜きだと思うと後ろめたさを感じてしまいますが、そもそも和食の身上は素材を生かすこと。素材の持ち味を引き出すにはシンプルな料理がいちばんです。家庭料理は手をかけないことがおいしさにつながるのです》
《一汁一菜のすごいところは、毎日食べても食べ飽きないということです。なぜかといえば、素材が季節によって変わるということもありますが、それ以上に、ごはんもみそ汁も漬物も、どれも人間が意図してつけた味やないからです。ごはんは米をといで水加減して炊いただけ、みそも漬物も微生物が作り出したもので、そこには小さな大自然ができています。自然の山の景色とか一輪の花の美しさとか、見飽きることがありませんよね。それと同じです。》
《食育というと、子どもたちといっしょに料理をするというイメージがありますが、子どもはお父さん、お母さんのやっていることを見てたらそれでいいと思うんです。お手伝いも経験として大きなもんやけど、無理にさせなくても、ただ、「ただいま」と家に帰ったら台所からいいにおいがするということだけでも充分。ああ、今日はうどんやなとか、カレーやなとか、あ、今日は魚煮つけてるなとか……。そういう台所の気配やにおいで愛されていることを全身で感じ、生きる力が育まれていくのです。》



私はこの本を、日本国民全員が読むべきだと思っています。
というか国が国費でまかない1世帯に1冊配るべき(笑)。
それほどの良書です。



  お後がよろしいようで。







shizutamarakugo at 22:00コメント(4)トラックバック(0) 

トラックバックURL

コメント一覧

1. Posted by オスカー   2017年03月04日 07:20
おはようございます。
いろんな料理家、料理研究家と言われる人がいますが、土井先生はとても感じのよい、教え方もうまい方ではないかとテレビを見ていて思います。ああ、お父さんに似ている~!と最初は思っていましたが(笑) 食生活ってひとり暮らしの方が自分でうまいこと考えてよい方向に出来る気がします。ウチは食べる時間がバラバラ過ぎて、もうほとんど作ることを放棄していますわ。作って残されることほど不快なことはないですね💦
名古屋メシのユトリロ、読まれたのですね!私はまだ積ん読ですが、猫ムスメ様の評価がよいので楽しみです😄
2. Posted by 猫ムスメ   2017年03月04日 08:13
オスカーさん

一人暮らしだとコスパが悪いと感じてしまい(材料とか余るし…)、忙しいこともあり、自炊から遠ざかる日々でした。しかし「一汁一菜で良い」と言われたことにより「これなら出来る」と思いました。ご飯・味噌汁・漬物ならば無駄がないし、残業した後でも作れます( ; ; ) この本は全国の女性を救うと思いますよ。と言うか、旦那さん方に読んで欲しい!!

喫茶ユトリロ、かなり面白かったです。名古屋は食べ歩きに行ったことがあるので余計楽しめました♪ 名古屋飯が食べたくなりますよ(*´∇`*)
3. Posted by HyperChem   2017年03月04日 14:49
何かまた大変な時期に入ってきてしまっている
ようで、仕事量の増加が猫ムスメさんの疲労度
以上になってそうな状況が心配です…。
そして、短い2月も終わり、3月。卒業式の光景
を目にすると、また新しい世代がどんどん社会に
近づいてくるなかと感じる今日このごろです。
食事も睡眠も毎日のことだけに、その蓄積の影響
は大きいですね。気をつけていても、どうしても
お腹に入ればいいやってリーズになりがち。
冬は特に温かいものを体に入れたいと、野菜の
たくさん入ったスープものをよくいただいて
います。やはりいいものですねぇ。
赤川次郎の名前が妙に懐かしく感じました。
4. Posted by 猫ムスメ   2017年03月04日 21:38
HyperChemさん

今、仕事終わりました(^^;
明日は大切な約束があるのでなんとしてでもオフにしなければならず、頑張りました。お陰様で張り合いを持って臨めましたよ✌️

もうすぐ電車が混む季節がやってきますね(笑)。弊社もまた事務職と営業職を募集しています。入ったら入ったでまた教育をせねばならず大変ですが、ぼちぼち世代交代をして頂きたいものです(^^;

コメントする

名前
URL
 
  絵文字
 
 
猫ムスメ