コクリコ坂から

2011年08月08日

「ああ皐月 仏蘭西の野は 火の色す 君も雛罌粟 われも雛罌粟」 


これは、「みだれ髪」で有名な与謝野晶子の短歌です。
「雛罌粟」という字を一発で読める人がいるでしょうか??
恐らく余程の園芸ファンか漢字博士でもないと、読めないでしょう。
答えは「コクリコ」・・・ヒナゲシの和名の旧漢字表記です(*'-'*)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E3%83%92%E3%83%8A%E3%82%B2%E3%82%B7

私は誕生日に映画「コクリコ坂から」を観てきました。
とてもピュアで美しく、30代の私でもノスタルジーに浸ることが出来る、素晴らしい作品でした。が、コクリコの意味が分からず、横浜にある地名か何かだろうと思っていました。なんとなく響きが良い言葉だなぁとは思っていたのですが・・・まさか「ひなげし坂」だったとは。言葉って不思議ですね。意味を知ってみると、浮かぶ絵が全く違ってきます。

与謝野晶子は結婚11年目にして夫・鉄幹を追い、パリに渡ったそうです。今でいうところの略奪愛から始まり、結婚後も熱烈に愛し合っていたという夫に会いにゆく晶子。そしてやっと降り立ったパリの地に、火の如く咲き誇っていた一面のひなげし。
まるで目に浮かぶようです。
この解釈が合っているかどうかは分かりませんが、燃え盛る紅(あか)に自らの、そして夫の情熱を重ね合わせたのではないでしょうか。

なにより私はこの、「コクリコ コクリコ」という韻がとても好きです。
なんか可愛くないですか??(笑)  忘れられない一句になりそうです。

映画もとても良かったですが、この短歌を知るキッカケとなったことに感謝致しますします(*'-'*)

shizutamarakugo at 20:55コメント(7)トラックバック(0) 

2011年07月24日

また1つ、歳をとってしまいました川 ̄_ゝ ̄)ノ
母が私を産んだ歳はとうに過ぎ、特に得るものも無いまま気儘な独り暮らしをしている私・・・・・・こんなんでいいのかなぁと思いつつ “この日” を迎えるここ数年です

しかしまぁ、この歳になると、あまり特別感も無いですなぁ(*´ェ`*)
今日もたまたま日曜日だったので、映画「コクリコ坂から」を観、成田ゆめ牧場経営のカフェでバースデーケーキをいただき、夜は近所の少し良いめの料理屋さんで乾杯し・・・いつも通りの日曜でございました


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そう言えば去年の今日もたまたま週末だったんだよなぁ。
何故か三遊亭天どんさん+おじさま数名と、深夜まで行徳の焼肉屋で飲んでた記憶があります(笑)

ま、私の7月24日なんて毎年こんなモン(失礼)です。
ただし、考えてみると今年は1つだけ特別感がありました

 そう、アナログ放送が終了したのです∑( ̄ロ ̄|||)

・・・アナログ放送終了と共に歳をとった女。
  一生忘れられない誕生日になりそうです。


shizutamarakugo at 20:02コメント(8)トラックバック(0) 
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