チェーホフ

2010年06月08日

両国シアターXにて、チェーホフ生誕150周年記念公演の1つ「チェーホフ寄席」を観て参りました。チェーホフ×落語という興味深いミックスです http://www.theaterx.jp/10/100601-100704p.php

実はこれ、私は年が明けたあたりから楽しみにしていた企画だったんですね。と言うのも出演者の1人、柳家小権太さんが私の注目する二つ目さんの1人で、脚本書いていることを聞いていたからです(⌒-⌒)  小権太さんは大変な読書家で、チェーホフについても非常に造詣が深い方。正に“趣味を仕事に”という素晴らしい例ですネ。私も中学生の頃からチェーホフ読んでいるので話が合い、ずっと応援していました
ちなみに今回私は、小権太さんの御招待客という扱いで入れて頂きました。感謝感激。私なんぞに恐れ多いことです・・・

《1》落語 柳家小権太 「可愛い女」 THE Darling
《2》落語 立川志ら乃 「してぇ」    ~チェーホフ「プロポーズ」より
《3》浪曲 春野恵子  「かもめ」   
《4》落語 桂九雀    「後家の本音」 ~チェーホフ「熊」より

100608_1834~0001100608_1830~0002100608_1831~0001












落語の噺が映画になったり舞台になったり・・・というのは昔からよくあると知っていましたが、文学作品を翻案し落語に直すというのはとても冒険的だったと思います。挑戦するのは素晴らしいことですね

「かわいい女」は私、本で読んで「馬鹿な女」としか感じなかったキャラですが、小権太さんは女の男を思う気持ちを強く出し、キュートな女性を演出していました。少し展開が速くて原作を知らない人には「?」な部分があったかもしれませんが、チェーホフの原型・テーマを崩すことなく翻案されていたと思います。かなり工夫されたんだなというのが分かりました。まだ試験的な上にネタ下しなので不十分な所はありますが、今後少しずつ改良して持ちネタの1つにされたら面白いんじゃないかと思います(*'-'*)

それと、志ら乃さんは初めて拝見しましたが、そのセンスに魅了されました。すごく上手いし!! 今後注目の若手さんです(メモメモ)

春野恵子さんが実は電波少年で坂本ちゃんに勉強を教えた“恵子先生”であるこことか、もっともっと書きたいことは沢山ありますが、もうすぐ日付が変わります。そして明日も仕事(o^∇^o)ノ
 ・・・お風呂入って歯磨いて寝ます

                  
                     お後がよろしいようで。


shizutamarakugo at 23:08コメント(2)トラックバック(0) 
猫ムスメ

猫ムスメ