下総中山

2012年10月13日

門前町を歩き楽しいのは、建っている普通のお宅や商店すら歴史を感じさせること。何代も前からそこで営まれているであろう人々の暮らしを垣間見ることが出来ます。

レトロな銭湯ミシン屋でかいコーラ











【左】
駅を出てすぐ「精華堂」の奥にある銭湯。「千と千尋の神隠し」に出てきそうな建物。
【中央】
アンティークのミシンを扱うお店。週1回、水曜日の11時半から日没までという強気な営業時間。中山にはこういう曜日限定営業の店が非常に多い気がする。固定客だけを相手にしているのだろうか・・・
【右】
窓よりでかいコーラ。廃業したと思しき商店の2階にヒッソリと佇む。コカコーラ社のコレクターが見たら欲しがるのではないだろうか。


下総中山散策紀、最後はやはりグルメでしょう( ̄∠  ̄ )ノ
食いネタ無くしてこのブログは語れません

きぬかつぎヒュッテウィンナーコーヒー











【左】
中山名物「きぬかづき」。・・・要は里芋を茹でたやつ(笑)
里芋の皮のついた様子を平安時代の女性の衣装、衣被ぎ(きぬかづき)になぞらえて名付けたそう。門前町は芋ひとつにも風情がある。茹立てを上げてもらい少量の塩を振って食べたら激旨だった。故郷を思い出す(こういうのがおやつだったなぁ)。
【中央】
山が縁で知り合ったご夫婦が営む山小屋風ハンバーグ専門店「ヒュッテ」のランチ(*´∇`*)  手前が私の注文した「イカとエビの山菜焼き(1100円)」、奥がツレの注文した「ハンバーグランチ(950円)」。どちらも絶品。旨い洋食屋は付け合わせのポテトやニンジンにも手を抜かない。そういう意味でここは完璧。奥様のチャキチャキした接客も良い。
【右】
散策に疲れて入った「TOM's Cafe」のウィンナーコーヒー。寡黙なチョビ髭マスターが目の前で淹れてくれる。ウィンナーコーヒーの白と黒のコントラストが楽しめるよう透明の器を使うセンスがいい。各テーブル全ての花器と花が違っているのも素敵だった。中山にはこういう “フラッと入りたくなる” カフェが多い。


意外と(笑)3日も続いた下総中山散策記、いかがでしたでしょうか
歴史と文化薫る街、中山・・・
機会があったら是非にゃんこを撫でに行ってみてください(´∀`)




                    お後がよろしいようで。



shizutamarakugo at 14:00コメント(4)トラックバック(0) 

2012年10月11日

法華経寺の境内に入ると、重要文化財級の建造物を山ほど見ることが出来ます。しかしそうした「形あるもの」だけではありません。
なんだろう、あの境内に一歩入った瞬間感じる「空気の違い」は・・・
特に「奥の院」がすごかった。うまく言葉では言い表せないけど確実に“何か”の存在を感じます。

ぎぼしザクロ五重塔彼岸花











【左】
流石は鬼子母神の信仰深い法華経寺。龍閑橋の欄干には擬宝殊じゃなくザクロ ザクロは沢山の実を付け、一粒一粒の実の中に種を宿すことから、子宝の象徴として知られていますね。
【中央】
国の指定重要文化財、五重の塔。
【右】
やはりお寺には曼珠沙華がよく似合う。


せいきょうどう水連











【左】
聖教殿。国宝や重要文化財を収容し守るため作られたそう。ここだけやけにインドっぽい  中に入れなかったのでよく見えなかったけど、てっぺんにいるのは孔雀か?? その他、象や羊っぽい装飾も見えた気がする。
【右】
曼珠沙華の派手さとは対象的に静かな和風美を感じさせる蓮。どちらもお寺には欠かない花。



・・・入った瞬間ひんやり何かを感じる法華経寺。
パート3は門前町散策です(←だからいつの間にシリーズ化)笑


 






shizutamarakugo at 19:23コメント(6)トラックバック(0) 

2012年10月10日

10月8日「体育の日」、下総中山に行ってきました。
競馬じゃないですよ~(笑)
中山と言えば中山競馬場を連想する方が多いと思いますが、法華経寺を有する日蓮宗の街としても有名ですね。
「法華経寺」は日蓮聖人が最初に開いたお寺。日蓮宗五大本山の一つで、池上の本門寺と並び関東大本山です。
そんな法華経寺の門前町として古くから栄えた中山の街をお日様たっぷり浴びながら散策しようと、ガイドブック片手に出掛けたのでした


西船橋で総武線に乗り換え2分、1駅で下総中山駅到着です。近っ。
駅前はパチンコ屋だのチェーン居酒屋だの画一的な風景ですが、京成中山駅の線路を渡るとすぐに「黒門(総門)」が・・・。ここから一気に門前町の様相を呈してきます。和菓子屋や寿司屋が多い(そして何故か中華料理屋も多いw)  何百年も続いていそうな肉屋や八百屋を横目にゆるやかな坂道を上ると迫力の「赤門(仁王門)」にて仁王様が出迎えてくださいます。ちなみに寺の周りの道は細いのに車がかなりのスピードでビュンビュン通って驚き。一般の生活道になっているから仕方がないのだろうけど参詣のお年寄りが轢かれないか心配です 
どうにかならないものか・・・・・・

黒門正門境内へ











【左】
黒門・・・ここが正真正銘、法華経寺への入り口。
【中央】
仁王門・・・重厚かつ厳かな佇まい。巨大な下駄と共に立ちはだかる仁王様が恐ろしい。悪いことした人は本当に入れなそう。
【右】
仁王門をくぐればそこは別世界。マイナスイオンたっぷりな森林浴スポット。


中山へ来て一番嬉しい驚きだったのは、猫が異様に多いこと!!!
もうそこら辺、猫だらけです∑( ̄ロ ̄|||)
寺に猫はツキモノだけど、まさかこれほど多いとは・・・なんでも寺が飼っている訳でも周囲の売店が飼っている訳でもなく、皆から餌をもらい気ままに生きてるらしい。寺の猫は得てして穏やかだけど、ここのはまた一段とフリーダム。カメラを向けられようと子供にモフられようと一切構わず寝たり食べたり毛繕いしたりしています

猫1猫2猫3











【左】
参道の途中にある「精華堂」という公園に住み付く猫。認識できただけで6匹いた。彼等も近所の人達に餌を貰って生きているらしい。
【中央】
法華経寺に入り出会った“第一寺猫”。非常に忍耐強く、この少年が執拗に触りまくるも逃げずに最後まで付き合った。ちなみにこの後、調子に乗った少年が足元を取られ転倒→大泣き・・・という惨劇が待ち構えていた
【右】
参拝客の車はボクの物。写真を撮ろうと近寄ったら「にゃんだ」とばかりに睨まれた。1時間くらいしてまた通りかかったらまだ同じ恰好でいた。


猫モフリ放題な街、中山・・・
しかしその魅力は猫だけではありません。
下総中山散策紀②に続きます(←いつの間にシリーズ化)笑



                    お後がよろしいようで。

 



shizutamarakugo at 19:52コメント(8)トラックバック(0) 
猫ムスメ

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