剣客商売

2010年05月23日

ハァ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

突然長い長いタメ息で失礼しますが、私は今、ものすごい脱力感に襲われています。それは、池波正太郎著「鬼平犯科帳」全24巻の再読が終わってしまったからです。
この“再読”というのがミソ。思えばうら若き乙女だった高校2年生の春、ふとしたキッカケで池波正太郎の世界を知ってから早十ウン年・・・その間、何度読み直したか知れません。
鬼平だけじゃなく、「剣客商売」シリーズ・「藤枝梅安」シリーズ(いわゆる池波正太郎3大シリーズ)もそうです。
何度読んでも、どれだけストーリーがわかっていても、それでも数年に一度必ず読み直したい本。それが池波正太郎作品です。噺家さんの中にも、柳家さん福師匠を始め池波ファンが沢山いらっしゃいますが、何がそうさせるのか? 何がそんなに魅力なのか?? それは読んだ方にしかわかりません。興味のある方は読んでください

話が横道にそれましたが、冒頭のタメ息・・・いつもそうなんですよ。池波さんの本を読み終わった後はいつもタメ息が出ます。それは、その世界に浸り過ぎてしまうから。鬼平が歩く江戸の町から心が戻ってきません。そして、暫くは他の作家の本など読む気が起きないのです

「じゃあ読まなきゃいいじゃないか」と思われるでしょうが、そこが私のような活字中毒者の悲しいところ。常に本が無いと、不安で不安でたまらないのです。私の場合はそうですねぇ、手元にだいたい5冊は “まだ読んでない本” がないと、それこそ手が震えます(苦笑)
だからタメ息をつきながらも、図書館に行くんです。次は何を読めばいいのか・・・と頭を抱えながら    思えば因果な体質ですな。

     というわけで、行って参ります(≧ヘ≦) ムゥ

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《追伸》ちなみに私のお気に入りの密偵は、馬蕗の利平です。
← これに一瞬で反応し同意してくださるメンズがいたら、私は身も心も捧げます(笑)


      
        お後がよろしいようで。



shizutamarakugo at 15:10コメント(2)トラックバック(0) 
猫ムスメ

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