古今亭志ん生

2011年07月28日

最近滅多に平日の落語会は行かない私ですが、久しぶりに行ってきました。しかも午後半休を取って・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ  開演時間が終業前だからしょうがないとは言え、我ながら気合たっぷりの行動です  
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 金原亭 馬吉 「不精床」
 桃月庵 白酒 「粗忽長屋」
 金原亭 馬生 「唐茄子屋」
      ~仲入り~
  柳家 小満ん 「三助の遊び」
 五街道 雲助 「替り目」

ご覧の通り、仲入り後は“時しらず、夏の冬噺” がテーマ(・∀・)
 
この会は、五街道雲助師匠と金原亭馬生師匠+その一門をレギュラーとし、五代目志ん生師匠・十代目馬生師匠が演じられた噺だけを演じるという、面白い主旨の落語会。また、毎回ゲストを1人呼んで、こちらにも志ん生師匠・先代馬生師匠の演目を演じて頂くのですが、今回のゲストは小満ん師匠という物凄い顔付けでした( -д-)ノ

事前にネタ出しをしている会なため、今回私が楽しみにしていたのはなんと言っても小満ん師匠の「三助の遊び」  寄席でも聴いたことないし、かなり珍しい演目ではないでしょうか。もしかしたら何かの演目の別名かもしれないと推測していましたが、全く初めて聴く噺でした。
なんでも5代目志ん生の専売的ネタで、吉原の符牒が多く使われるため説明が煩わしいということもあり、志ん生亡き後は演じ手がいなくなってしまった演目・・・とのことでした。

先日の大和田落語会で小里ん師匠が演じた「磯のあわび」もそうですが、“今ではほとんど演じる人がいない” というネタを聴くと、なんだか得した気分になります(笑)  もちろん私のような “にわか落語ファン” には大変な勉強にもなります。

こうした時、ン十年来の落語ファンの諸先輩は、「志ん生はココをこうしていたけど小満んはこう変えていた」とか聴き比べるのが楽しいのでしょうね  ほぇ~っと口を開けて聞いていることしか出来ない私には、そういう聴き方が出来る先輩方を、とても眩しく感じます(^_^)ニコニコ

          
                     お後がよろしいようで。


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【おまけ画像】雲助師匠の枝豆の殻(左)と、馬生師匠の枝豆の殻(右)。
「昔っからこんな所にも性格が出るんだよな~」と馬生師匠 
ツイッターに載せるようにとのお達しがあったので、ちゃっかりブログにも載せさせて頂きます♪ 
師匠、打ち
上げに混ぜて頂き有難うございました。
 



shizutamarakugo at 01:56コメント(5)トラックバック(0) 

2011年04月09日

落語にまつわる様々な謎を追求・解明する「落語探偵団」。
昨日は、記念すべき第1回目の調査報告会でした。タイトルは「調査報告会という名の落語会」 (●´ω`●)
仕事を定時で抜け出し蔵前に向かったところ、なんと1番のチケットをゲット。チケットがまんま大和田落語会なのはさておき(笑)、第1回目の1番を得るとは大変光栄

110408_1904~0001開口一番 秀島ヒロノリさん(席亭)
調査報告会
 1.「時そば」編  三遊亭時松
 2.「なめくじ長屋」編 古今亭志ん八
マジック  藤井雅博さん  
      ~仲入り~
落語
 1.「時そば」   三遊亭時松
 2.「元犬」    古今亭志ん八

プレゼント抽選会


前半がモニターを使っての調査報告会、後半がそれにまつわる落語、という構成。時そばの「花巻」「しっぽく」を頬張る時松さんの表情が良い。見ていたらやけにお腹が空いてきて参った。今度、尾張屋に行って海苔たっぷりの花巻を食べよう そして、志ん生師匠の「びんぼう自慢」を読もうと思う。

前半がかなり押したせいで、後半の落語はものすごい駆け足(笑)
時松さんの「時そば」は流れからいっても想定内だったけど、志ん八さんは何をやるんだろうと思っていたら、「元犬」で嬉しかった(個人的に好きなネタ)。志ん生師匠師匠からの(間接的な)口伝らしい。機会があったらフルで聴いてみたい。

前半が若干冗長気味ではあったけれど、これも第1回目ならではの面白さだと思う。今後、削ったり加えたり、あーしたりこーしたり、「それらしい」落語会になっていくんだろうな。完成品を見るのもいいけれど、第1回目のワクワクした高揚感を味わえたのは落語ファンとして得がたい経験だったと思う。どうか大和田落語会のように息の長い会にしてください

・・・最後に、私のブログをいつもご愛読頂き、お友達とご一緒に駆け付けてくださったP-マン金子さん、本当に有難うございました。落語がキッカケとなり人の輪が広がるのは、いつもながら落語会へ行く醍醐味の1つでもあります。
次回また曳船or越谷でご一緒させてください(*'-'*)



                       お後がよろしいようで。


shizutamarakugo at 19:15コメント(0)トラックバック(0) 
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