東日本大震災

2012年03月11日

あれから1年が経ちました。
未曾有の災害に見舞われ多くの方が亡くなったあの日。今までの常識や価値観が全て崩れ去ったあの日・・・あの日から1年が経ちました。

全ての日本人にとって“特別な日”となってしまった3月11日。
皆様はいかが過ごされましたでしょうか。大切な人と過ごしましたか、あえていつも通り過ごされましたか??

実は私も1ヶ月くらい前から迷っていました。
特に何もせず普通に過ごそうかと思っていましたが、1年目ですので何かしたい気持ちも有り。大手町のチャリティーJAZZライブに申し込みかけましたが、何か違う気がする・・・。悩みながら日にちだけが過ぎウジウジしていたところ、浦安新聞(フリーペーパー)でこんな催しがあることを知りました。

「東日本大震災1周年事業~徒歩帰宅訓練」です。
日比谷公園から新浦安駅への18キロを歩く徒歩訓練。液状化で甚大な被害を受け「東京から一番近い被災地」と不名誉な名称が定着してしまった浦安らしい大々的な催しです。
見た瞬間思いました・・・「これだ」。

ちなみに私は新浦安ではなく、手前にある(地下鉄東西線)浦安駅前の住人です。しかしルートを見たら日比谷公園→大手町方面→浦安駅→新浦安駅と、神田で働く私が有事の際、歩くであろうルートとモロに被っています。問い合わせしたところ「浦安駅で途中離脱することも全然OK」と言われたので、早速申し込みをしました。だから実際は日比谷公園→浦安駅の16キロを歩く形となります。


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①集合地点の日比谷公園。各テレビ局も取材に来ており予想以上に大々的な催しでした。市長の挨拶で開会。
②ワンコもやる気満々。
③参加者はゼッケンを付けてウォーク。

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④道中このように「浦安市」の幟が立っているコンビニやガソリンスタンドはトイレを借りてもOKだよの目印。快く賛同して下さったそうで有難うございます。
⑤日比谷公園から銀座の街並みを眺めながら晴海通りを直進。新大橋通り・鍛冶橋通りを経て永代橋を渡りました。徒歩で橋を渡るなんて何年ぶりだろう・・・ちなみに永代橋を渡ったところで1時間経過。
⑥ひたすら永代通りを直進し、南砂町到着。ここで2時間経過。ショッピングセンターSUNAMOで手水を借りました。有難うございます。清砂大橋を渡った辺りが丁度折り返し地点らしい。

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⑦江戸川球場が休憩場所。皆ここでお昼ご飯を食べました。ボランティアの方からペットボトルの水を戴き感謝。持参したおむすび2つとチョコレート少々を食べました。食べ終わった時点で3時間弱経過。ここから残りあと7キロだそう。
⑧清砂大橋通りを直進し、浦安橋を渡る。これを渡ればゴールは間近。懐かしい風景になってきました。
⑨浦安橋を渡ると「ようこそ千葉へ」の案内板。なんだかやけに嬉しかった・・・(涙)

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結局、ジャスト4時間で浦安駅ゴール。
ちなみに私は単独での参加でした。
1人で4~5時間も歩くのはつまらないだろうしTwitterで探せば同伴者の1人や2人見つかったと思いますが、あえて1人での道を選びました。なんとなく誰かとお喋りしながらワイワイ歩く気分ではなかったからです。頭を空にしひたすら歩くことが自分なりの弔い。そう思い、黙々と歩きました。

感想は・・・大変疲れました(´-д-;`)
今までの人生でMAX歩いたのは高校3年生の時の競歩大会12キロです。その時でさえ次の日、筋肉痛で動けませんでした。ピチピチの女子高生だったその時でさえソレです。ピチピチじゃない32歳となった今、16キロという距離を歩くとどうなるのか・・・覚悟はしていましたが、太股ツリまくりです 

でも、もし首都直下型地震が起き何日も鉄道が止まったらこの距離を歩かねばならないんですよね。超が付く程の方向音痴なので経路が分かっただけで良かったし、何より歩き切った自信となりました。

どうか “その日”が来ませんよに・・・
そう祈りつつ、来たる日に備えて精一杯の準備をする。そしてうろたえない。それが今の私達に出来る唯一のことなのです。


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2011年08月25日

110825_0807~0001つい図書館で発見し、手に取ってしまいました。
私の好きな覆面作家、鯨統一郎さんの著書「富士山大噴火」。

富士山の麓で生まれ育ち、今も家族はそこにいる私としてはスルーできないタイトルです(≧ヘ≦) ムゥ  実際、東日本大震災以降、富士山は火山活動が活発化していると聞きますし・・・
身につまされて一気読みしました


●東京でM7.6、震度6弱の直下型地震が起き、それが起因となって富士山が噴火する(東海地震でないのがポイント)

●300年分のエネルギーが蓄積されていた富士山の爆発はすさまじく、宝永の大噴火を遥かに超える規模となる。

●地震そのものので死者は出ないものの、富士山が爆発することによって31,082名の死者、2,167名の行方不明者が出る。

●死因・・・火山弾(主に山中湖周辺・箱根・芦ノ湖周辺)・溶岩(主に沼津市・三島市・富士市など。)・火砕流(忍野村全滅)・焼死(火山弾直撃で石油タンクが爆発し、大火災)・餓死(交通が麻痺し食料品の配給が滞り、1ヶ月以上食べ物が手に入らず多くの高齢者が餓死)

●津波まで起きる。溶岩が駿河湾に流れ込み、8メートルの津波が起きる。渋滞により逃げ遅れた多くの人々が飲みこまれ死亡(主に静岡県静岡市安部川)。東日本大震災を彷彿させる・・・


この小説は2004年に上梓されたものですが、震災時の人々の行動(買い占めや流言・パニック)・津波被害・交通、物流の麻痺など、予言的とも言える部分があります。

私はかの有名な「日本沈没」をまだ読んでいませんが、恐らくそれよりはドラマ性重視の小説かと思います。カメラマンの男性とジャーナリストの女性(カップル)を主人公に据え、彼らの動きを軸にストーリーが進みます。また、地震予知・噴火予知は可能か否かもテーマとなっており、小説としての良し悪しは別として、いわゆるパニック小説とはどこか一味違った作品だと思います。

さっそく私は実家の母に読ませるべくAmazonで実家宛てにポチッとしました( -д-)ノ  
少なくとも富士山が噴火したらこういうことが起きるかもしれないという参考にはなるでしょう。いつもは全く本など読まない母ですが、頑張って最後まで読破してくれることを祈ります。



shizutamarakugo at 19:59コメント(8)トラックバック(0) 

2011年06月04日

「岩手飯と岩手酒の会」うんめぇもん食わせっがらよ♪ まんつ、おでんせ。

震災にあった東北には今後、長期的に支援が必要です。
ぜひ、皆様には東北のファンになってもらいたい。
足を運んで、うんめぇもん、たくさん食べて飲んでもらいたい。
人の気持ちを動かすにはまず、胃袋から!
ってことで、野沢菜亭冷麺。の故郷でもある岩手の岩手飯と岩手酒の会を開催します♪

☆゚+.☆゚+.☆゚+.☆゚+.*:--☆--:*:--☆--:☆゚+.☆゚+.☆゚+


ツイッターで、上のようなつぶやきを発見しました。
つぶやき元は、野沢菜亭冷麺ちゃん。私がツイッターを初めた初期の頃からのフォロワーさんで、同年代の落語ファンの女の子です。今までは何気なく仕事の事や落語の事をつぶやき合っていたのですが、311を境に、彼女のつぶやきが変わりました。
そう、彼女は岩手県、しかも釜石市の出身だったのですね・・・

家族を心配し、早く駆け付けたいけど交通手段が無い、叔母さんの行方がわからない・・・・・・毎日彼女のつぶやきを見ていて、辛くてなりませんでした。

あれから2ヶ月半。
けっして当事者にしか分からない悲しみや苦しみがあったと思いますが、彼女は今、前向きに東北復興に向け活動を始めています。そしてその一環が上のつぶやきです。私も今日は仕事でしたが、「途中参加で良ければ・・・」と参加させて頂きました。


酒1酒2酒3












背中サラダ魚












白金豚ほやじゃじゃ麺













会場は落語会でお馴染み、新宿2丁目の道楽亭さん。
落語ファン仲間の方がコーディネートしてくださったそうです。
お酒は全て冷麺ちゃんが岩手に帰省し足で買い求めてくださった東北の銘柄・・・
工場が被災し、今となっては手に入らなくなった貴重なお酒も含まれていたようです。全部で数十種類の日本酒とワインが並び、まるでテイスティング大会でした(笑)

食事も東北の食材にこだわり、特に「白金豚のトンカツ(写真最下列左)」・「ホヤの塩辛(写真最下列中央)」・「じゃじゃ麺(写真最下列右)」が珍しく、皆のテンション上がりまくりでした

参加者30名で大盛り上がりに盛り上がった会でしたが、最後に冷麺ちゃんが語った “義援金” に関する言葉がガツンと身に染みました。薄々感じてはいましたが、どこに届くかわからない義援金など、なんの役にも立ちません。こうして東北の食材を食べたり飲んだり、東北へ遊びに行ったり泊まったり・・・直接的に “お金を落とす” ことが東北復興の足掛かりとなるようです。

早くも第2回・第3回が予定されているらしい、この「岩手飯・岩手酒」の会。
楽しく飲んで食べて東北支援が出来る素晴らしい企画です。
どうぞご興味のある方はご一報ください。皆でお金を使いましょう




 



shizutamarakugo at 23:56コメント(10)トラックバック(0) 
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