桂あやめ

2010年08月14日

久しぶりの2連休初日、高円寺に行って参りました。
座・高円寺にて夏休み特別公演の1つ、「文左衛門・彦いち こわくない2人」の指定席チケットを取得していたからです

100814_0841~0001大人気の橘家文左衛門師匠と林家彦いち師匠による2人会・・・もちろん「こわくない2人」というタイトルは、アイロニーです(笑)
←見よ、このご面相 このお2人が歌舞伎町あたりの飲み屋で飲んでいたら、きっと周りに空間ができることでしょう(^∀^) どこかの噺家さんが「寄席に出てくるとカオス」と評したお2人の会、とても楽しみにしていましたがその前に映画を1本観ました。

上方の女流、桂あやめ師匠が監督を務めた作品「あなたのためならどこまでも」です。架空の団体・大阪落語協会の会長選挙を舞台に、三枝・ざこば・鶴瓶・米団治をはじめとする上方落語協会たちが一挙出演! 噺家さん達の怪演が光り、爆笑の連続でした。上方の噺家をほとんど知らない私でも充分に楽しめた、この映画。時間も64分と短くて丁度良い。しかも落語のチケットを持っている人はタダ 笑いの良き準備体操となりました(・∀・)つ

さて、1時間ほど時間を潰し、いよいよ「こわくない2人」に会える時間♪ 
ロッキーのテーマ曲に合わせ、着物じゃなく洋服のまま客席を走り抜けリング、いや舞台に上がる演出 そして、ガンを飛ばしあいます。

100814_2121~0001 オープニングトーク(2人)
 橘家 文左衛門 「ちりとてちん」
 林家 彦いち  「青菜」
     ~仲入り~
 随談(2人)
 林家 彦いち  「長島の満月」
 橘家 文左衛門 「笠碁」

彦いち師匠は新作かと予想していましたが、青菜も聴けて良かった。長島の満月は九州の長島から出てきた18歳の師匠が合コンに参加する新作。

しかし落語もさるものながら、私の心をガッチリ捉えたのはお2人の随談でした(^∀^) コワモテゆえの悩み、職務質問!! 今まで数え切れないほどされているそうです。文左衛門師匠はMAXで1日3回(しかも3回中2回は同じ警官だったそう)。彦いち師匠は負けず嫌いなので絶対に折れず、新宿署・世田谷署には目出度く連行までされたそうです(笑) しかし職質されてもタダじゃ起きないのが噺家。しっかりネタにし、私含め客に笑いの涙を流させてました(゚∀゚)アヒャヒャ

・・・最近仕事づくめでストレスが溜まっていた私ですが、すっかり心が開放され、ニコニコしながら帰路につくのでした。笑いってすげぇ。


                     お後がよろしいようで。

shizutamarakugo at 08:42コメント(5)トラックバック(0) 
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