狩宿の下馬桜

2012年03月22日

昨日3月21日、ついに高知市で桜(ソメイヨシノ)が開花しました  
いよいよ桜前線北上開始です(*´∇`*)
東京では3月25~31日が開花予想日だそうですね。今年は寒かったのに以外と早いな~というのが感想です。咲き始めれば早いもの、4月になれば関東もあっという間に桜色に染まることでしょう。今から楽しみでなりません(*'-'*)

ところで『メトロガイド』というフリーペーパーがあるのを御存じでしょうか。東京メトロの全駅に積み上げられている、アレです。普段はあまり貰わないのですが、4月号は「花見特集」だったのでお勧めスポットはどこかしらと一部貰って帰りました。そしてジックリと読み進め、ギョッとしました。東京メトロ関連の新聞なのに、いきなり『静岡県富士宮市』という故郷の地名が目に飛び込んできたからです。しかも、『狩宿(かりやど)の下馬(げばざくらというメッチャお馴染の名前まで・・・

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正体は『これが日本五大桜だ!』という特集記事でした。
そ、そんなの有ったんだ・・・ そもそも五大桜なんてものが定められていることすら知りませんでした。なんでも大正11年、国によって天然記念物に指定されたそうです。北から「三春滝桜(福島)」「石戸蒲ザクラ(埼玉)」「山高神代桜(山梨)」「狩宿の下馬桜(静岡)」「根尾谷淡墨桜(岐阜)」がその5つ

・・・って言うかあの桜、そんなにご大層な桜だったのぉ∑( ̄ロ ̄|||)

あまりに身近に有り過ぎて知りませんでした。
思えば狩宿(地名)は祖父母の家から比較的近かったため、よく連れ立って桜祭りに行ったものです。元気だった祖母と最後に出かけた思い出も狩宿の桜祭りでした。あれは私が中学生の頃だったでしょうか。帰りに中華料理屋さんで酢豚を食べたことまで覚えています(笑)

もちろん当時から
『狩宿というのは源頼朝が巻狩り(狩り場を大勢で取り囲み射止める狩猟方法)で訪れた由緒ある土地である。下馬桜というのは頼朝が馬を止めて繋いだことから名付けられた』
という基本知識は教わっていました。教わるというより地元の常識といった感じ   巻狩についても皆様は「?」かもしれませんが、富士宮では『富士の巻狩りまつり』が毎年行われていて、姉が装束で出たりもしていたのでそんな珍しいものだとは感じていませんでした( -д-)ノ


・・・いやいや、思わぬところで故郷のトリビアに触れたものです
祖父に続き祖母が亡くなってからもう14年が経ちました。あれから下馬桜を見る機会には恵まれず、狩宿にも行っていません。なんだか久しぶりに訪れてみたくなりました。祖母も空の上から満開の下馬桜を楽しみにしているのかもしれません(*'-'*)








shizutamarakugo at 20:10コメント(6)トラックバック(0) 
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