舟歌

2015年08月21日



1.【栃木河岸より都賀舟で 流れにまかせ部屋まで下りゃ 船頭泣かせのかさ掛け場 (ハーアーヨイサーコラショー】
2.【向こうに見えるは春日の森よ 宮で咲く花栃木で散れよ 散れて流れる 巴波川 (ハーアーヨイサーコラショ) 】



この歌声を聴けばもう説明はいりませんネ。
でもせっかくなので、ちょっとだけ・・・(●´ω`●)

栃木市は幕末から昭和初期にかけ問屋町として栄えました。
その要となったのが「巴波川(うずまがわ)」。
元和3年(1617)、徳川家康の霊柩を久能山から日光山へ改装した際、御用荷物などを栃木河岸に陸上げしたことから始まり、その後、物資の集散地として江戸との交易を盛んにしたそうです。栃木市の発展は巴波川無しに語れないんですね。

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今も残る蔵の街並み。
船頭の舟歌を聴きながら船に乗っていたら、今が平成だということ忘れました。水運で賑わった当時の光景が目に浮かび、本当に涙が出そうでしたわ それほど胸に響く歌声でした。

ちなみに上の動画はYou Tubeから拾ったのですが、多分この(私が乗った船の)船頭さんだと思います。声が一緒なので・・・後から調べたら民謡の先生もされているそうで、30人ほどいらっしゃる船頭さんの中から一番いい方に当たったんですね。「やけにいい声だ」と心底聴き惚れてしまったのですが “どうりで・・・” 納得致しました。

同じ運河で栄えた小江戸でも、栃木は川越と違い、静かです。
いい意味で観光地化されていません。
舟に乗っていても大変静かで落ち着きます。
穏やかな時の流れを感じる遊覧船。お薦めです。

【蔵の街舟行】http://www.k-yuransen.com/ship/index.html





                  お後がよろしいようで。




shizutamarakugo at 19:00コメント(2)トラックバック(0) 
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